特殊部隊向けに開発されたモトペド社の原動機付マウンテンバイク
タフな路面でも関係無く高い走破能力を持つ、特殊部隊向けに開発された原動機付のマウンテンバイクが俄かに脚光を浴びている。
Photo: Motoped® Survival
This photo is for civilian model.
過去何度かに渡って紹介している通り、米特殊作戦司令部 (U.S. SOCOM) では、敵地奥深くに、人知れず潜入を可能とする、サイレント・ハイブリッドの二輪車取得に向けて開発を進めている。
関連記事:
⇒DARPA 助成金、敵地奥深くへ侵入可能なサイレント・ハイブリッド二輪車の開発委託先へ
⇒米軍特殊部隊、ステルス・バイク「Zero MMX」を試験中
そのことは、今年 5 月にフロリダ州タンパで開催された、国防産業協会 (NDIA: National Defense Industrial Association) 主催の特殊部隊産業会議 (SOFIC: Special Operations Forces Industry Conference) において、国防総省国防高等研究事業局 (DARPA: Defense Advanced Research Projects Agency) 主導で開発が進められている「ステルスバイク」のプロトタイプ 2 車種、「サイレントホーク (Silent Hawk) 」と「ナイトメア (Nightmare) 」の展示からも示されている。
関連記事:
⇒ペンタゴン、特殊作戦向け「ステルスバイク」のプロトタイプ 2 車種を SOFIC で展示
⇒米空軍特殊作戦軍、クリスティーニ・テクノロジー社の全輪駆動バイクを選定
そして、その SOFIC 会場内で、それとは別にもう 1 つ注目に値する二輪車が、ミズーリ州カンザスシティでユニークな山岳用二輪車を手掛けているモトペド (MOTOPED) 社により展示されていた。
SOFIC 2016 の会場で、モトペド社のジェフ・ギブンス (Jeff Givens) 退役陸軍中佐が示したこちらの真っ黒な二輪車が、特殊部隊向けに開発された全地形対応の原動機付軍用山岳バイク (All-Terrain Motorized Military Mountain Bike for Military Special Operations Forces (SOF) Missions)。
モトペド社は本格的なダウンヒル用のマウンテンバイク以上で、本格的な装備を持つ重量級のオートバイ以下という、中間的な位置付けにあるニッチな二輪車の開発を手掛けている。
車輌本体は、軽量で優れた燃費特性と高い走破能力を併せ持つ。また実用面を考慮し、車体には多くのループ、フックポジションが用意されており、嵩張るオペレーターの荷物を運搬するための拡張性を備えていることが分かる。
なお、本件を一報した軍事情報サイトのディフェンスレビューによると、ギブンス氏が話しているものと比べて、幾つかのエンジンオプションが、モトペド社に記載されている市販モデルと異なるとのこと。
因みに、同社市販モデル「サバイバルバイク」の販売価格は、オプションにより 3,199 ドル (=約 37.6 万円) ~ 3,799 ドル (=約 44.6 万円) となっており、その諸元は以下の通りとなっている。
関連記事:
⇒ペンタゴン、特殊作戦向け「ステルスバイク」のプロトタイプ 2 車種を SOFIC で展示
⇒米空軍特殊作戦軍、クリスティーニ・テクノロジー社の全輪駆動バイクを選定
そして、その SOFIC 会場内で、それとは別にもう 1 つ注目に値する二輪車が、ミズーリ州カンザスシティでユニークな山岳用二輪車を手掛けているモトペド (MOTOPED) 社により展示されていた。
SOFIC 2016 の会場で、モトペド社のジェフ・ギブンス (Jeff Givens) 退役陸軍中佐が示したこちらの真っ黒な二輪車が、特殊部隊向けに開発された全地形対応の原動機付軍用山岳バイク (All-Terrain Motorized Military Mountain Bike for Military Special Operations Forces (SOF) Missions)。
モトペド社は本格的なダウンヒル用のマウンテンバイク以上で、本格的な装備を持つ重量級のオートバイ以下という、中間的な位置付けにあるニッチな二輪車の開発を手掛けている。
Photo from MOTOPED official Instagram
Thisi photo is for civilian model
車輌本体は、軽量で優れた燃費特性と高い走破能力を併せ持つ。また実用面を考慮し、車体には多くのループ、フックポジションが用意されており、嵩張るオペレーターの荷物を運搬するための拡張性を備えていることが分かる。
なお、本件を一報した軍事情報サイトのディフェンスレビューによると、ギブンス氏が話しているものと比べて、幾つかのエンジンオプションが、モトペド社に記載されている市販モデルと異なるとのこと。
因みに、同社市販モデル「サバイバルバイク」の販売価格は、オプションにより 3,199 ドル (=約 37.6 万円) ~ 3,799 ドル (=約 44.6 万円) となっており、その諸元は以下の通りとなっている。
FEATURES
* Patented Jackshaft Pedal Drive System
* Forged Aluminum Crank Arms
* DNM Adjustable Front and Rear Suspension (6″ active travel)
* 4130 Chromoly Single Tube Frame
* Double Heat Treated 6061 Aluminum Swing Arm
* 22″ by 6″ Aluminum Rear Rack (30 lbs. max load)
* Hayes 9″ Hydraulic Front and Rear Disc Brakes
* Durable 24″ and 26″ wheels with a wider, thicker, dual wall design
* Rotopax 1 Gallon Storage Tanks (2)
* Custom Motoped Performace Rear Hub
SPECS
* Engine Displacement – 49cc / 125cc
* Max Horsepower – 49cc – 2.0 HP @ 7500 RPM / 125cc – 7.78 @ 7500 RPM
* Max Torque – 49cc – 1.70 ft-lbs @ 5500 RPM / 125cc – 6 ft-lbs @ 5000 RPM
* Starter Type – 49cc – Electric / 125cc – Electric & Kickstart
* Front Suspension – 3-way Adjustable DNM Forks (6″ travel or optional 8″ travel)
* Rear Suspension – 2-Way Adjustable DNM Shock
* Brakes – Hayes Prime DH Hydraulic 4 Piston Calipers with 224mm (9″) Rotors
* Rim Size – Alex Rims 26″ Front and 24″ Rear
* Tire Size – Front: 26 x 2.6 Rear: 24 x 3
* Wheelbase – 52″
* Seat Height – 32″ (Standard – 6″ travel) 34″ (Optional – 8″ travel)
* Max Speed – 24 MPH
* Unit Weight – 132 lbs.
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント