米国がアフタニスタン治安部隊に提供した40輌のハンビーを米国自身が空爆で破壊
米国がかつてアフガニスタン治安部隊に対して提供したはずの「ハンビー(Humvees)」を、米国自身がその航空戦力を投入して破壊しなければならない事態に陥っていたことが分かった。連合軍の統計資料を入手した一般大衆紙のUSAトゥデイが報じている。
Photo by Spc. Christopher Stevenson
This photo is for illustrative purposes only.
米軍が空爆して破壊したハンビーの台数は、2015年1月から現在までに40輌に達しており、これらはいずれもアフガニスタン治安部隊に対して供与されたものの、その後タリバンをはじめとした武装勢力の手中に落ちている。
資料の中で米軍広報官は、「このようなケースの場合、米軍およびアフガニスタン軍は、敵の戦力優勢を確立させないため、再鹵獲(ろかく)するかまたは完全排除することに努めている」「地上戦で再鹵獲ができないと判断したために、航空戦力を投入して破壊した」と記載している。
奪われた米軍装備品の数々は、敵に直接的な反撃能力を与えるだけでなく、米軍や同盟軍に成りすまして侵入を許してしまい、多大な被害を生じる可能性がある。
国防総省の監察総監室(DoD OIG: Department of Defense Office of Inspector General)によると、米国は2005年以来アフガニスタン治安部隊のために95,000輌の車輌を購入しているものの、それらの全てがその後も実在し、どのように運用されているのか、必ずしも説明が付か無い状況にあるとのこと。
これまでにこうした危険な状態は何度も報じられていることから、「繰り返し発生する問題だ」とする声が挙がっており、今回明るみになった装備品は、全体の一部であるかもしれないとして、警戒を強めている。
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奪われた米軍装備品の数々は、敵に直接的な反撃能力を与えるだけでなく、米軍や同盟軍に成りすまして侵入を許してしまい、多大な被害を生じる可能性がある。
国防総省の監察総監室(DoD OIG: Department of Defense Office of Inspector General)によると、米国は2005年以来アフガニスタン治安部隊のために95,000輌の車輌を購入しているものの、それらの全てがその後も実在し、どのように運用されているのか、必ずしも説明が付か無い状況にあるとのこと。
これまでにこうした危険な状態は何度も報じられていることから、「繰り返し発生する問題だ」とする声が挙がっており、今回明るみになった装備品は、全体の一部であるかもしれないとして、警戒を強めている。
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