米海兵隊がH&K社と『M27IAR』×15,000挺の追加購入を契約。平均単価は半額以下の約14万円へ大幅ダウン
米海兵隊システム司令部が4月27日、バージニア州アッシュバーンの「ヘッケラーアンドコッホ(H&K: Heckler and Koch)社」との間で『M27 IAR(Infantry Automatic Rifles)』を追加購入する契約を交わしたと発表した。調達保全法の規制によって制限されていたその調達価格についても明らかとなっている。
U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Danny Gonzalez
Representational photo.
契約は「確定価格(FFP: Firm Fixed Price)/数量未確定(IDIQ: Indefinite - Delivery Indefinite-Quantity)」の下でおこなわれ、5年間で最大2,940万ドル(=約32億円)・最大15,000挺の購入となることが示されている。また、納品第一陣に740万ドル(=約8億_700万円)相当のM27ライフル×5,650挺の契約を義務付け、システムと支援装置などで平均単価は1,300ドル(@約14.2万円)と見積もられている。
(米軍公式ドキュメントの中では、海軍省が2月に発出した「2019会計年度の予算見積もり書」において、「単価1,150ドル」の記載が確認できる)
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⇒米海兵隊が2019会計年度で陸軍の新型MHS×35,000挺の購入予算を計上
追加調達は、現行セミオート仕様のM4カービンからのリプレイスを部分的に図るもので、2019年初頭にもその配備が始まる。
M27はM4カービンよりも50~100メートルほど射程が延伸されており、殆どの点でM4を凌駕していると言われるも、悩みどころは高価であることが挙げられる。M4がユニット当たり1,000ドル(=約11万円)ほどであると言われるのに対して、M27は3,000ドル(=約33万円)と3倍の割高設定と言われていた。しかし、今回明らかとなった平均単価では半額から更に割り込む設定となっている。
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⇒米海兵隊がM4カービンからのリプレイスを企図し、M27 IAR×5万挺余りの追加調達を計画
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