「ブラックホーク・ダウン」最初に撃墜されたヘリ搭乗のデルタフォース・スナイパーが死去

ミリタリーブログサポートチーム

2019年11月25日 13:08


Photo from U.S. Army
映画「ブラックホーク・ダウン(Black Hawk Down)」で描かれたソマリアの「モガディシュの戦闘(Battle of Mogadishu)」に米陸軍特殊部隊デルタフォース(1st SFOD-D)のスナイパーとして参戦し、最初に撃墜されたブラックホークヘリ「スーパー61」に搭乗していたジェイムズ・マクマーン(James P. McMahon)氏が、2019年11月5日に64歳で他界したことを米イリノイ州ロックフォードの地方紙:Rockford Register Starが報じた。葬儀は家族や友人・戦友らによって執り行われ、ロックフォードの聖マリアカトリック墓地に埋葬された。死因については公表されていない。

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映画の原作となったマーク・ボウデン著「Black Hawk Down: A Story of Modern War(邦題:ブラックホーク・ダウン アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録)」の一節にも登場しているマクマーン氏は、高校卒業後に米陸軍に入隊し、30年近く軍務に就いていた。そのうち、第75レンジャー連隊で16年間務めた後にデルタフォース隊員となり、2002年に退役した。最終階級は上級曹長だった。その後は、国内外の軍需企業に身を置き、2013年以降は米ノースカロライナ州のフォートブラッグ基地で特殊作戦インストラクターとして勤務していた。「モガディシュの戦闘」で、シルバースター(Silver Star)とパープルハート章(Purple Heart)を受勲している。

Source: ‘Black Hawk Down’ veteran from Durand dies at age 64

Text: 弓削島一樹 - FM201911
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