米軍次世代分隊火器の調達予算とスケジュールが公開 約14万5千丁を5年で取得予定

ミリタリーブログサポートチーム

2020年03月25日 21:08



次世代分隊火器(NGSW)の候補が出揃い、これに搭載される電子補正式照準器(NGSW-FCU)と共に制式配備の日程が気になるところだが、先日国防総省が2021年度の予算編成を公開し、NGSWの調達についてその規模と予算、スケジュールが明らかにされた。

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NGSWは従来よりも大型の6.8mm口径弾を採用し、防弾装備の充実した相手に対しても効果を発揮することが期待されている。さらに、命中率を高めるため、レーザーレンジファインダーや弾道コンピューターによって、電子的に照準を補正するNGSW-FCUを搭載する予定である。

NGSWの最初の調達は2021年度、3983丁を3580万ドル(約40億円)を予定。その後2022年度に1万1370丁を9860万ドル(約110億円)、2023年度に2万9888丁を2億1640万ドル(約241億円)、2024年度に4万6129丁を3億3600万ドル(約375億円)、2025 年度に 5万4056丁を3億8390万ドル(約430億円)で取得する見込み。ユニット単価は2021年には8千994ドル(約100万3千円)、2025年には7101ドル(約80万円)となる。

またNGSW-FCUについては合計12万1773ユニットの取得を目指しており、まず2021年度には約3500万ドルの予算があてられハードウェア本体やメンテナンス機材の開発が行われる。2022年4月から2023年3月の間にまず3983ユニットが納入される予定。

アメリカ軍はロシアや中国など勢力の拮抗した相手を仮想敵としている。このような相手に対しては、制空権のないまま敵防空ネットワーク内側で戦闘が行われることが予想され、歩兵分隊の打撃力向上は大きな課題となっている。

Source: Next Generation Squad Weapon - Procurement Numbers -The Firearm Blog

Text: Chaka (@dna_chaka)
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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