アメリカ海軍研究局 150kW級レーザー兵器の試験でUAVの撃墜に成功

ミリタリーブログサポートチーム

2020年05月28日 04:09



USS Portland Downs Drone With Laser - YouTube


アメリカ海軍太平洋艦隊と海軍研究局(ONR)はLaser Weapon System Demonstrator (LWSD……レーザー兵器システム実証試験機) MK 2 MOD 0を揚陸艦USSポートランドに搭載して試験を行い、UAVの撃墜に成功したと発表し映像を公開した。

LWSDはONRとノースロップ・グラマン社が中心となって開発した高エネルギーレーザーシステム。エネルギー供給システムと艤装はNSWCダールグレンおよびポート・ヒューニーメが行った。

アメリカ海軍では1960年代からレーザー兵器の研究を重ねている。ミサイルや砲弾といった実体弾では発射速度や搭載量に限界があるが、レーザー兵器ではこの問題がない。LWSDの場合、1発あたりのエネルギー量は軽油換算で1ガロン(約4リットル弱)ほどといい、洋上での補給が難しい軍艦にとって、ミサイルやUAVなどの対抗手段に適した兵装となる。
海軍は他にもレールガンや電磁式カタパルトといった既存兵装・設備の電化について研究を行っている。いずれも潤沢な電力が必要であるが、近い将来に

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Source: USS Portland conducts Laser Weapon System Demonstrator Test | Commander, U.S. Pacific Fleet

Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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