コルト・カナダ社 カナダ軍の新型C20セミオート狙撃銃の量産を開始
カナダ政府は昨年夏に採用を決定し試験を続けていたコルト・カナダ社製のセミオート狙撃銃C20について、2月から量産態勢をとっていることを認めた。2月28日に量産ラインを立ち上げ10丁を生産・納入する契約を結び、その結果をもって4月17日から262丁の生産をスタートさせた。最初の納入は2020年11月で2021年までに全軍に配備される予定。調達総額は850万カナダドル(6億6千万円)。
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C20 7.62mmセミオート狙撃銃はこれまで使用されていた5.56mmNATO弾のC8をリプレイスするガス・インピンジメント式ライフル。モジュラー式ライフルとして開発されたLE901のロアレシーバーをベースに改良が加えられ、モノリシックなMRR-Lアッパーレシーバー、18インチ銃身と組み合わせて0.66MOAの命中精度を実現している。
モノリシックアッパーには43スロットのMIL-STD-1913レイルがあり、光学機器の取り付けの自由度を高めている。ガイズリー社製のSSA デュアルステージトリガー、LMT社製.308 DMR アジャスタブルストックなど狙撃手に対するエルゴノミクスも考慮されている。
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