防衛省、次期主力戦闘機にF-35選定?、導入は大幅遅延か

ミリタリーブログサポートチーム

2011年12月13日 09:57

米国 Lockeed Martin社の 第5世代 ステルス戦闘機 F-35について、機体へ複数の亀裂が入る状況が確認されたことにより、当初計画から2年先送りする見込みがあるとして産経新聞 (電子版) が 13日 報じた。これは複数の DoD (Department of Defense:米国防総省) 関係者が明らかにしたとしており、今週末 12月16日(木) に正式発表がおこなわれる、日本の航空自衛隊 F-X 選定にも大きく影響するものとしている。

日本政府は、2016年に航空自衛隊へ次期主力戦闘機 4機の導入を目指すが、今回の DoD の方針を受け、最低でも2018年での導入へ後ろ倒しされる計算となる。なおこれにより、共同開発国に参加していない日本が、2016年での取得の可能性は、ほぼゼロに近い状況となった。

一方、読売新聞 電子版 (Yomiuri Online) が 13日早朝に報じたところによると、防衛省が 次期主力戦闘機 についてF/A-18E/F、ユーロファイター タイフーンを差し置いて、 F-35 を採用する方針を固めたとして報じている。正式決定は、16日に開かれる安全保障会議で決められる。

The Sankei Shimbun 2011/12/13
Yomiuri Online 2011/12/13
Photo from Lockeed Martin

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