防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表

ミリタリーブログサポートチーム

2019年12月26日 20:14

防衛省は26日、装備品の選定に係る手続きの明確化・透明化を目的に、陸上自衛隊向け新小銃・新拳銃の選定理由を公表した。

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陸上自衛隊の新小銃に豊和工業製『HOWA5.56』、新拳銃にH&K製『SFP9』が選定

Photo from Japan Ministry of Defense
新小銃
火力性能、耐環境性及び拡張性に優れた新小銃の整備を掲げ、平成30年度予算より①HOWA5.56(豊和工業製)、②HK416(ドイツ・H&K製)、③SCAR-L(ベルギー・FN Herstal製)を参考品として取得。

第1段階において、有効射程や命中精度等の必須要件を3品種いずれも満たし、続く第2段階において「性能」、「後方支援」、「経費」を採点したところ、①豊和工業製『HOWA5.56』が勝ち残った。量産単価は1式当たり約28万円と最安値を指しており、ライフサイクルコストは15万式取得時で約439億円。


Photo from Japan Ministry of Defense
新拳銃
操用性に優れた新拳銃の整備を掲げ、平成29年度予算より①SFP9(ドイツ・H&K製)、②APX(イタリア・Beretta製)、③Glock17(オーストリア・Glock製)を参考品として取得。

第1段階において、有効射程や命中精度等の必須要件を3品種いずれも満たし、続く第2段階において「性能」、「後方支援」、「経費」を採点したところ、H&K製『SFP9』が勝ち残った。量産単価は1式当たり約7万円と最安値を指しており、ライフサイクルコストは1.4万式取得時で約27億円。

Source: Japan Ministry of Defense

※一部表示に誤字がありました。訂正しお詫び致します。
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