NEDO、災害対応ロボット開発の最新成果を初公開

ミリタリーブログサポートチーム

2012年10月19日 11:50

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO : New Energy and Industrial Technology Development Organization) は、同公式サイト上で、災害対応ロボット開発の最新成果の初公開について発表した。
初公開に向けて発表されたロボットは 2種 で、「3.11」、東京電力・福島第一原子力発電所の事故処理対応に向けて開発されたもの。1つは、千葉工業大学・移動ロボット研究所の先行探査型ロボット "SAKURA" で、もう 1つ は CYBERDYNE 社の災害対策用ロボットスーツ "HAL"。開発されたロボットは、2012年10月17日 (水) より開催の "Japan Robot Week 2012" で一般公開される。

(以下、プレスリリース原文を抜粋)

NEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」で、千葉工業大学および株式会社移動ロボット研究所のグループと、CYBERDYNE株式会社は、それぞれ異なるコンセプトによる最新の災害対応ロボットを開発しました。
千葉工業大学と移動ロボット研究所は、これまでに開発された「Quince(クインス)」、「Rosemary(ローズマリー)」の後継機として、狭隘・過酷な環境下にある設備内においても、現場環境の調査を可能とする高踏破性を有した、先行探査型移動ロボット「Sakura(櫻)」を新規に開発しました。
CYBERDYNEは、作業員の立ち入りが困難な過酷環境下においても、作業員の安全・健康を確保しつつ、より安全に有人作業を行える最新の災害対策用ロボットスーツHAL®を開発しました。
これらのロボットにより、災害現場や重大事故等の過酷環境下で、速やかな状況把握や復旧活動の実施が期待されます。

NEDO 2012/10/12
robo nable by Nikkan Kogyo Shimbun, Ltd. 2012/10/12

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