帝人、パラ系アラミド繊維製の防弾プリプレグを発売

ミリタリーブログサポートチーム

2013年12月12日 17:41

オランダ Gelderland 州 Arnhem の帝人グループ企業 Teijin Aramid B.V. は、防弾用途向けに新たなプリプレグを開発。
(prepreg : ガラスクロス、炭素繊維のような繊維状補強材に、硬化剤、着剤材などの添加物を混合したエポキシなどの熱硬化性樹脂を均等に含浸させ、加熱または乾燥して半硬化状態にした強化プラスチック成形材料、中間基材)
このプリプレグは、軽量で、高強度、耐衝撃性、高弾性、耐熱性などの高い性能を備えたパラ系アラミド繊維「トワロン」(Twaron) 製のファブリックに、新たに開発した PVB (PolyVinyl Butyral : ポリビニル・ブチラール) フィルムを接着したもの。従来のプリプレグに比べて長期の保存が可能で、より広い温度範囲で安定した防弾性能を発揮する。熱や圧力を加えることであらゆる形状に成形することができ、ヘルメット、防弾チョッキ用パネル、車両保護パネルなどの幅広い防弾製品に使用することができる。

Teijin Limited 2013/11/05

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