70 年の時を経て、幻の国産車「くろがね四起」の復元計画がクラウドファンディングでキャンペーン始動

ミリタリーブログサポートチーム

2014年03月03日 19:00

戦車や装甲車、火砲、ジープ、トラックなどの防衛装備品を、「機械産業遺産」として後世に残す為に活動する NPO 法人「防衛技術博物館を創る会」(静岡県御殿場市, 代表理事 小林雅彦氏) が、クラウドファンディングサービス上で大日本帝国陸軍の小型軍用乗用車輌「九五式小型乗用車」の復元計画に関する資金調達キャンペーンを始動させた。
70年の時を越えて、幻の国産車「くろがね四起」復元計画始動!
https://readyfor.jp/projects/kurogane4ki
九五式小型乗用車は、「くろがね四起」の愛称で知られる日本最初の四輪駆動車。第二次世界大戦を前に、機械化を進める陸軍の要請で四輪駆動の小型乗用車の試作が数社に出された。昭和 10 年 (1935 年) に日本内燃機株式会社の試作車両が「九五式小型乗用車」として制式化、翌年から量産となる。今回のキャンペーンでレストア予定の車輌は、1936 年から 1939 年に掛けて製造された二千数百台のうちの一台となり、現存車輌としては国内唯一と考えられている貴重な車両とのこと。キャンペーンの目標金額は復元作業に必要となる最低金額 1,000 万円に設定されている。先人らの英知を糧にし、自動車技術大国として世界の頂点に君臨する日本。その最初の第一歩を示した四輪駆動車「くろがね四起」を、70 年の時を経た今、甦らせ・走らせたい。 2014 年 5 月 29 日 (木) 午後 11:00 までと定められたこのプロジェクトの支援には、3,000 円~参加することが可能。その内訳は以下の通りとなっている。
■3,000 円の支援 (在庫制限なし)
 タミヤのパッケージイラストなどを手掛ける、佐藤元信氏のイラスト入りポストカードお礼メッセージ郵送。
■10,000 円の支援 (在庫 600 口)
 3,000 円の引換券に加えて、
・支援者全員の名前が入ったプレートを製作し、車両展示に併設。
・静岡県御殿場市で開催される、2年後の完成披露で特別内見会に招待。
・佐藤元信氏のイラスト入りオリジナル T シャツをプレゼント
■30,000 円の支援 (100 口)
 10,000 円の引換券に加えて、完成後に助手席に乗り記念撮影。
■100,000 円の支援(在庫 30 口)
 30,000 円の引換券に加えて、助手席に乗ってお披露目会場内を1周体験搭乗。
■300,000 円の支援(在庫 10 口)
 100,000 円の引換券に加えて、佐藤元信さんの描き下ろし「くろがね四起」内部透視イラストの記念プレートをプレゼント。
写真提供:防衛技術博物館を創る会 代表理事 小林雅彦 氏
引用:復活!社長の小部屋

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