空自の F-35A、2017 年度から三沢基地に 20 機程度を配備へ

ミリタリーブログサポートチーム

2014年06月26日 10:35

防衛省の小野寺五典大臣は 6 月 25 日に開催された臨時会見において、航空自衛隊の次期主力戦闘機 F-35A ライトニング II が、まずは三沢基地に配備されることを明らかにした。小野寺防衛相によれば、F-35A は 2017 年度から導入が始まり、まず最初は 4 機が三沢基地に配備され、その後徐々に数を増やし、最終的に同基地には 20 機程度が配備されるという。

F-35 は米国のロッキード・マーティン社を中心に開発が行われている戦闘機で、ステルス性能を持ち、戦闘機や爆撃機、攻撃機の任務をこなせるマルチロール能力や、強力なセンサー、他機との情報共有ができるデータリンク能力などが特長だ。また、通常離着陸 (CTOL) 型の F-35A、短距離離陸・垂直着陸 (STOVL) 型の F-35B 、そして空母艦載機 (CV) 型の F-35C があり、これらは基本的に機体構造を共有して造られる。

F-35 は米空軍、米海軍、米海兵隊をはじめ、世界各国で導入が予定されている。航空自衛隊では 2011 年に F-4EJ 改の後継機として F-35A の導入を決定、最終的に 42 機程度が運用される見通しだ。

Japan Ministry of Defense 2014/06/25
U.S. Air Force photo/Senior Airman Brett Clashman
Image is for illustration purposes only.
Text : 鳥嶋真也 - 002

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