防衛省技術研究本部、自衛隊の次期戦闘機の検討案「25 DMU」を公開
防衛省技術研究本部は 10 月 31 日、「防衛技術シンポジウム 2014」の要旨集を発表した。その中の『将来戦闘機機体構想の研究』と題した発表で、自衛隊の次期戦闘機の検討案「25DMU」が公開された。
防衛省技術研究本部では、次世代の戦闘機や、またそれに関わる先進技術の研究を進めており、まず簡単な 3 次元のデジタル・モックアップ (DMU) を作成し、各種シミュレーションが行われている。
研究は 2011 年度から行われており、平成年の数字から「23DMU」、「24DMU」という名前が付けられている。今回公開された 25DMU は、平成25年度に研究されたという意味だ。
25DMU は、YF-23 のような尾翼を持っていた 24DMU とは異なり、23DMU と同じ、オーソドックスな配置となっている。ただし垂直尾翼の傾きは強くなり、形状も翼端部を斜めに切り落としたようになっている。また水平尾翼も独特な形となっている。
この研究成果は、11 月 11 日、12 日に開催される「防衛技術シンポジウム 2014」の中でも発表される予定だ。
TRDI create 2014/10/22, publish 2014/10/31
Text: 鳥嶋真也 - FM201411
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