カラシニコフ・コンツェルン、米国本土でのカラシニコフ小銃生産を正式表明

ミリタリーブログサポートチーム

2015年02月06日 13:32

米・ペンシルバニアに拠点を置くRWC(Russian Weapon Company)は米国内でのカラシニコフ小銃生産を今年4月から新工場で開始するとしている。既に米国内での商標などの権利は獲得済みでロシアメディアも同様を報じている。
※本稿は海外実銃に関する話題を掲載しています。

カラシニコフ小銃は昨年7月より米国指導部が制裁措置を行っており、同小銃を含む幾つかのロシア製銃器が米国内に輸入出来ない事態が発生。小銃を含め部品などの需要が増えて品不足が続いていたという。
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カラシニコフ/AK自動小銃は2013年に故人となったミハイル・チモフェーヴィチ・カアシニコフ氏が設計、開発には第二次世界大戦後にソ連に抑留されたドイツの銃技術者のフーゴ・シュマイサー氏のアドバイスがあったとされる。

世界194ヶ国中100ヶ国は同小銃の軍事的な採用を行っており、総生産数はコピーも含め1億挺を超えるとされる。生産コストが低くプレス加工が多い製法で、環境劣悪な条件でも作動するなど、武器としては優秀ながら最も殺人に使われている銃として有名だ。

同小銃は20世紀の生んだ最も偉大な発明リストにも挙げられている。

Concern Kalashnikov 2015/01/22
Text: Ocean - FM201502
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