平成 27 年度富士総合火力演習が開催

ミリタリーブログサポートチーム

2015年08月24日 12:13

8月23日、陸上自衛隊唯一の公開実弾演習「富士総合火力演習」が静岡県御殿場市の東富士演習場で行われた。応募総数18万人、倍率30倍という難関となっている。

富士総合火力演習
http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/

演習開場の御殿場は快晴


見学者が続々と入場してくる。係員の適切な指示により大きな混乱は見られない。


演習が始まるまで、音楽隊による演奏が行われた。


本日のプログラムが発表。


最初に行われたのは、各種大砲の射撃演習。115mm榴弾砲の発射の瞬間。激しい轟音が響く


155mm榴弾砲。戦車のように見えるが「大砲」である。


203mm自走榴弾砲。 射程は30km。


96式装輪装甲車。愛称は「クーガー」。乗員は10名だが、かなり狭そうだ。


ついで、中型砲の射撃演習。96式 多目的誘導弾の発射の瞬間。


対戦車ロケット砲が発射される。


96式装輪装甲車から隊員が展開する。


89式装甲戦闘車。武装は90口径35mm機関砲KDE、79式対舟艇対戦車誘導弾、74式車載7.62mm機関銃。


87式自走高射機関砲の一斉射撃。


74式戦車。乗員は車長・操縦士・砲手・装填手の4名が乗車する。


砲撃陣地に展開する74式戦車と87式高射砲。


105mmライフル砲L7A1の砲撃。周囲の爆風から射撃の衝撃の凄まじさが分かる。


90式戦車。44口径120mm滑腔砲Rh120を装備し、自動化が徹底し乗員は3名。


10式の油圧サスペンションの様子が良く分かる。これにより安定した射撃が可能となっている。


10式戦車のスラローム走行しながらの射撃。高い機動性を持っていることが分かる。


03式中距離地対空誘導弾。非常に巨大なことが付近の隊員の大きさから十分に分かる。


F2戦闘機も飛来。


そしてヘリコプターの登場。AH-64D。いわゆる「アパッチ」。
ローターの上にあるドーム状のものは、ANAPG-78 ロングボウ・レーダー。


OH06D。機体の形状はタンデム複座で戦闘機を連想する。


UH1HJ多目的ヘリコプター。機内に2台のオートバイが見える。


UH60J。操縦席脇の長細いものは、増槽(予備燃料タンク)


降下地点に到着すると、隊員がロープにより降下した。


CH47J。いわゆるチヌーク。


地すると、機内から車両が排出された。


UH60Jの着陸の瞬間。


Photo & Text: 友清仁
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