重機と軽機にコンバージョン可能! ロシア製Kord重機関銃の実射レポートがスターチャンネルで公開

ミリタリーブログサポートチーム

2016年12月07日 17:53


Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
ロシアの12.7mmKord重機関銃はデグチャレフ(Degtyarev)で開発され、1988年に正式採用となったモデル。既存のNSV重機関銃のリプレイスとして採用されていて三脚に乗せる重機関銃(6P58)、架台を使う車載機銃(6P49)あるいはバイポッドで軽機関銃(6P50)としても利用できるのが特徴です。

この機関銃の実射動画がをスターチャンネルで特集・公開されたので紹介しましょう。

関連記事:
ロシア軍、車載機関銃を NSVT から 12.7mm Kord 重機関銃 (6P49) へのリプレイスを計画
ロシアのワークショップ D-ARMA が 12.7mm Kord 重機関銃のエアソフト版製作に着手

まずは架台に乗せて重機関銃としての射撃から。

Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
約25kgの重さがあるので2人がかりで架装しています。
撃つのはスターチャンネルの女性レポーター。

Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
ストックの形状はこうやって支持するためのものです。
照準眼鏡で狙いをつけて

Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
発射します!


Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
架台で固定されていても12.7mm弾の激しいリコイルがよく分かります。
そしてけっこう狙ったところに当たるものなんですね。

続いてバイポッド装備の軽機関銃バージョン。

Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
機関部の巨大さと大口径砲のようなマズルブレーキが独特。サイクルレートは700発/分前後なので素人のレポーターが撃っても指切りで単連射できています。

このクラスの機関銃としては世界的にも珍しいバイポッドでの運用ですが、動画を見る限りは特に問題なく運用できそうな印象。

そしてターゲットチェック。

Capture screen: Телеканал ЗВЕЗДА YouTube channel
さすが12.7mm、スチールプレートもガンガン貫通しています。

ちなみにロシアの12.7mm弾は12.7x108mmとなり、NATO標準の12.7x99mm弾とは違うものです。
ちょっと珍しい現用機関銃の実射動画だけに、ぜひチェックしてみて下さい。

Text: 乾宗一郎 - FM201612
関連記事