ドイツBAAINBwがシュトルムゲヴェール計画の「招待状」を相応な事業者に対して発送

ミリタリーブログサポートチーム

2017年09月26日 17:42


©Bundeswehr/Jane Schmidt
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ドイツ連邦軍装備情報技術運用庁(BAAINBw: Bundesamt für Ausrüstung, Informationstechnik und Nutzung der Bundeswehr)は15日、連邦軍のG36リプレイス案件への参画を求める「招待状」を、相応な入札事業者に対して送ったことを明かした。

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G36後継小銃の調達を目指した連邦軍の「シュトルムゲヴェール・システム(Sys StG Bw: System Sturmgewehr Bundeswehr)」の計画概要は、今年4月に欧州連合の入札電子日報(TED: Tenders Electronic Daily)に掲載されており、それを見た複数の事業者が、その参画に関心を抱いていたようだ。水面下でのアプローチが如何ほどだったかは分からないが、BAAINBwは参画に相応しい企業に対して、6日付で書簡を送り届けたことが示されている。

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一報は大手軍事情報サイトのジェーンズ(IHS Jane's 360)が掲載し、その後、銃器情報サイト大手のザ・ファイアー・アーム・ブログ(TFB: The Firearm Blog)が取り上げている。


Photo: RS556


Photo: HK433


Photo: SIG MCX


Photo: SCAR


Photo: Haenel Defense MK556


Photo: Thales Group F90MBR
TFBによると、シュトルムゲヴェール計画には①ラインメタルから提案されているRS556、②ヘッケラーアンドコッホのHK433、③SIG MCXといった既知の候補の他、④FNハースタル製SCARや、⑤ヘーネル・ディフェンス(Haenel Defense)製MK556といった名前をその候補として上げている。なお、これら5候補とは別に、⑥タレス・グループ(Thales Group)が「DSEI(Defence and Security Equipment International)2017」において、「F90」の最新発展型となる新世代ブルパップ式アサルトライフル「F90MBR(Modular Bullpup Rifle)」をシュトルムゲヴェール計画向けに開発したものだと明かしていることからも、6つ目の候補になることも推測できる。

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