2018年01月31日 16:38
米海兵隊の精鋭「レイダース(Raiders)」の一員になることを目指し、その過酷な訓練課程に臨んでいる第3の女性志願者が現れた。海兵隊特殊作戦司令部(MARSOC)の広報官、ニック・マンウェイラー(Nick Mannweiler)少佐が、大手軍事情報サイト「ミリタリードットコム」のインタビューに応えている。
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第1フェイズを完了することができなかった志願者については、最大3回のトライが許されているが、今のところ過去2名が再挑戦した形跡は無く、今回の軍曹が第2フェイズへ進めば、史上初めての事例となる。
Photo By: Cpl. Thomas W. Provost
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精鋭レイダースの隊員となるには、21日間の体力錬成とMARSOC内文化の教育を中心としたA&Sの第1フェーズが課せられ、その後19日間に渡る第2フェーズが始まる。この第2フェイズでは、その後に実施される「個別訓練課程(ITC)」に向けた10項目の審査がおこなわれる。そしてITCでは、延べ36週・5フェーズに分類されており、火器を扱った基礎的な技術にはじまり、特殊作戦実施時など、各種の戦闘行動における応用要領の習得が盛り込まれている。晴れてITCを修了した際に、精鋭レイダース隊員の証である「0372 CSO(Critical Skills Operator)」のMOSが授与される。