2018年05月08日 13:37
ワシントンのシンクタンク、『新アメリカ安全保障センター(CNAS: Center for a New American Security)』が、「AT4」や「カールグスタフ(Carl Gustaf)」に代表される『肩撃ち式の火器(Shoulder-Fired Weapons)』を使った際、「生み出された圧力波によって射手の脳が傷付けられ、強いては認知障害を引き起こす」とし、その対策強化に乗り出すべしとする報告書をまとめた。
Photo from U.S. Department of Defense (DoD)
Representational photo.
CNASによると、現在のところ陸軍ではこうした肩撃ち式火器に起因する脳損傷への対策は打ち出されていないとのことで、例えばヘルメットにおいては軽量化と防弾性、統合性による機能拡張の追求などがテーマとなっている。一方で、コンピューターを使った物理的な実験結果では、ヘルメットの材料や形状、機能性を改良することで、脳へのダメージを最大80%軽減できる結果が出ているとのこと。
Photo from Center for a New American Security (CNAS)