米陸軍の新型『バリスティック・コンバットシャツ(BCS)』の開発企業が海兵隊向け新型アーマーにも乗り出す

ミリタリーブログサポートチーム

2018年05月18日 17:51


Photo from Protect The Force (PTF)
米陸軍の新型『バリスティック・コンバットシャツ(BCS: Ballistic Combat Shirt)』の開発を手掛けた企業がその実績を引き下げて、海兵隊向けの新型アーマーの開発にも動き出している。

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Photo from Protect The Force (PTF)
ボストンで急成長中の技術企業『プトテクト・ザ・フォース(PTF: Protect The Force)社』は、「ロブスター」の尻尾にヒントを得て『Flex9Armor』を開発。動き易さ・機動性を高めながらも軽量化を実施。一方で、.44マグナム弾に対応する防弾性能を持つとし、隊員の腕や胸部、頸部を敵弾の脅威から護っている。テストに協力した兵士の90%がその配備を待ち望んでいるという。

また同社は、友好国の軍隊に向けた5ヶ年・4億ドル(=約443億円)相当の輸出案件を獲得しているとのことで、今後もこの動きが堅調に推移するようだ。


Photo from Protect The Force (PTF)
PTF社の公式通販サイトでは現在、Flex9Armorシャツの取り扱いをおこなっているものの「オーダーメイド」となっている。カラーはブラック、マルチカム、コヨーテ、レンジャーグリーンの4色展開。サイズは、SM、MED、LG、XL。また防弾レベルもレベルII、レベルIIIA、Spike Level1、Spike Level2、Spike Level3と全5種類のラインナップとなっている。

国防総省の技術企業支援機関による後ろ盾の下、PTF社はこの防弾シャツに関する排他的特許のライセンス取得に向けた動きを促進させている。
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