アメリカ空軍がサバイバルキット用自動小銃GAU-5/Aを刷新

ミリタリーブログサポートチーム

2018年07月11日 11:59

撃墜された際、救助が来るまで敵性勢力や野生動物から身を守るためのAircrew Self Defense Weapon(搭乗員用自衛火器)いわゆる「サバイバルガン」について、アメリカ空軍が更新作業を進めている。

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ベトナム戦争時と同じ「GAU-5/A」の型番をつけられたこの自動小銃は、空軍内でM4A1自動小銃に改修キットを組み込んだもの。現在週に100丁のペースで生産されている。

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サバイバルガンは射撃訓練をあまり受けていないパイロットでも簡単に操作できなければならない。そして何より、狭いコックピット内に収納できるようコンパクトでなければならない。新GAU-5/AはA-10、B-1、B-2、B-52、F-15C、F-15E、F-16、F-22といった戦闘用航空機のサバイバルキットコンテナ(約40×36×9cm)に、弾倉4本と一緒に収められるよう。色々な工夫がなされている。

まず、グリップは折りたたみ可能なFAB Defense製のAGF-43S。

そして、Cry Havoc社製のクイックリリース銃身システムが組み込まれ、簡単に分解して収納することが可能である。

QRB Pack Rifle Quick Release Barrel Kit AR-15 - YouTube

Source: The Air Force is arming pilots with this longer-range, stand-off rifle to use if they’re ever shot down
USAF's New GAU-5A Aircrew Self Defense Weapon - The Firearm BlogThe Firearm Blog

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201807
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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