ブラックライフルコーヒー社(BRCC)がテネシー州に焙煎工場をオープン

ミリタリーブログサポートチーム

2018年08月24日 17:11


Photo from Black Rifle Coffee Company (BRCC)
米国の退役軍人が経営するコーヒー企業、『ブラックライフルコーヒー社(BRCC: Black Rifle Coffee Company)』が、テネシー州マンチェスターに600万ドル(=約6.6億円)を投じた焙煎施設をオープンさせた。
2014年に立ち上げられたブラックライフルコーヒー社は、元陸軍特殊部隊「グリーンベレー」のエバン・ヘイファー(Evan Hafer)氏を創業者とし、「母国を敬愛する人々にコーヒーとその文化を提供する」をスローガンとした、従業員の多くを退役軍人で構成している企業。

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今回の焙煎施設のオープンに伴い、今後5年間を掛けて、52名の雇用創出が予想されている。なお同社は2017年初めに、「今後6年間で10,000名の退役軍人を雇用する」とした計画を打ち立てている。今回の新施設の立ち上げにおいても地元の退役軍人を優先的に採用する。

これまでに同社はユタ州ソルトレイクシティに甲子園球場の1/3の面積にも匹敵する3.3エーカーの施設を建設し、事業拡大のため各種インフラ構築にも着手してきた。新施設ではユタ州の施設と組み合わせて、コロンビア、ブラジルから輸入した高級珈琲豆を使って700万ポンド(=約3,180トン)の生産を計画しており、アメリカ全土の消費者に向けて良質な製品を届けたいとしている。

愛国心溢れる企業方針に賛同し、5.11タクティカルをはじめとする大手企業が、ブラック・ライフル・コーヒー社の事業拡大に支援の手を差し伸べることを明かしている。

同社のビジネスが起爆し、1万人の雇用に繋がるかは別として、現在、国防総省・陸軍が資金拠出をおこない、危険な任務と隣り合わせの兵士のパフォーマンスを安全かつ最大限に引き出すことを模索し、「カフェイン」の理想的な摂取量と覚醒のタイミングを計る研究をおこなっている。

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