フランス大手エアソフト企業『サイバーガン』が『Glock』の独占ライセンスを侵害した2社との裁判に勝利

ミリタリーブログサポートチーム

2018年11月22日 11:42

フランスの大手エアソフト関連企業『サイバーガン社(Cybergun, S.A.)』が、保有する「独占ライセンス」に反して不正にコピー品を販売していた業者を相手取った裁判に勝利した。
対象となっているライセンスは、オーストリアのピストル製造事業者である『グロック社(GLOCK Ges.m.b.H)』とのパートナーシップに基づく独占契約。2015年、両社はフランス軍・警察部隊への訓練用途としてレプリカ品(=エアソフト)の供給に関する契約を締結している。
その後、2017年に契約が改定され、民間市場への供給も解禁となっている。

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Screenshot from Google Finance
19日にレンヌ裁判所が下した判決によると、被告の①New Europ'armと②BO Manufactureの2社は、5万ユーロ(=約640万円)の損害賠償と、不正競争による1万ユーロ(=約130万円)の罰金に加えて、在庫として抱えている侵害商品の破棄が言い渡されている。マーケットでは今回の判決を好材料とみて、サイバーガンの株価が一時、先週末と比べて5%上昇し、0.76ユーロを記録した。

サイバーガンは今回のグロックをはじめ、コルトやFNハースタル、デザートイーグルなど、世界的に著名な銃器のブランドネーム×29のライセンスホルダーとして活動している。

Source: CYBERGUN : GLOCK ET CYBERGUN DÉGAINENT FACE AUX CONTREFACTEURS D'ARMES FACTICES
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