ロシアの現用ハンドガン「MP443」のガスブロモデルのプロトタイプを台湾Bear Paw Productionが公開

ミリタリーブログサポートチーム

2018年12月07日 14:14




西側の銃が多いエアソフトガンであるが、近年はロシア・東欧の現用火器のモデルアップも増えてきた。台湾のBear Paw ProductionがモデルアップしたMP443もその一つ。ロシア・カラシニコフコンツェルンが製造する現用ハンドガンのガスブローバックモデルのプロトタイプが、公式Facebookページで公開されている。以前にも他のメーカーからモデルアップの噂はあったが、Bear Paw Productionはイラストや3DCGではなく、外形だけながらも試作品を公開しており、リリースの確度は高いといえるだろう。

参考:イズマッシュの現用ハンドガン「MP443」が台湾のRaptorから11月にリリース予定 - ミリブロNews
MP443は現在はイズマッシュと合併してカラシニコフ・コンツェルンとなったイジェメックが開発した中型拳銃。他にも開発社の名前から「ヤリーギン拳銃」や「グラッチ(カラス)」といった名前で知られる。広く西側でも採用されている9x19パラベラム弾を採用しており、従来のマカロフなどと共に公用に供されている。見た目はストライカーピストルであるが、スライド後端はハンマーを隠すカバーとなっている。

ラリー・ヴィッカーズによる解説動画。弾倉に18発装填できるということでグリップはかなり大きな印象を受けるという。またシングルアクション/ダブルアクションで射撃できるがデコッカーは装備されていない。セフティオンでスライドもロックするなど、西側のモデルとは操作感がかなり異なるようだ。
Russian PYa - YouTube

Bear Paw Productionは昨年、ドラグノフ狙撃銃のブルパップ版であるOTs-03 SVUのガスブローバックガンを発売した台湾の新進のメーカー。その名の通り、ロシアの火器にこだわりがあるようだ。

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201812
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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