シグ社が米陸軍のM4・M249後継を狙う『次世代分隊火器(NGSW)』候補モデルを公開

ミリタリーブログサポートチーム

2019年09月06日 18:17


Photo from SIG Sauer
M4自動小銃、M249分隊支援火器、そして5.56mmNATO弾といういずれもベテランの小火器を一気にリプレースするアメリカ陸軍の次世代分隊火器(NGSW)について、プロトタイプ提出企業に選ばれたシグ社が同社の候補の画像を公開している。

公開されたのは小銃タイプのNGSW-R、分隊支援火器タイプのNGSW-ARの2種。専用と思われる弾薬も写り込んでいる。

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NGSW-RはマークスマンシップライフルであるMCX-MRと似ているが、ハンドガードのサイドレールがM-LOKになるなどデザインが詰められた印象である。NGSW-ARについては以前、SHOTショーや特殊作戦関連コミュニティの見本市SOFICでも開発段階のものが公開されている。

参考:シグ社 2019 SHOTショーで次世代分隊小銃「SL MAG」のデモンストレーションを実施 - ミリブロNews
公開されたティザー動画。弾倉がAR-15クローン風のプラットフォームだが、5.56mmのそれよりも弾倉が大きく、やはり歩兵小銃というよりもマークスマンライフルの趣がある。

シグ社の公式SNSアカウントでも画像が公開されている。

Photo from SIG Sauer

NGSWはやはり最新のモデルだけに、実射性能はもちろん各部の操作性、エルゴノミクスも洗練されたものになるだろう。どのような規格がどのような用途を想定して採用されるのかも注目していきたい。

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201909
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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