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アメリカ陸軍の次世代分隊火器(NGSW)プロトタイプ開発企業が3社に絞り込まれる

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アメリカ陸軍の次世代分隊火器(NGSW)プロトタイプ開発企業が3社に絞り込まれる
アメリカ陸軍が研究・開発を進めている次世代分隊火器(NGSW)について、プロトタイプ開発フェーズに選ばれた3社が明らかになった。

次世代分隊火器はM4自動小銃、MINIMI分隊支援火器の後継となる6.8mm口径ライフル/カービンと軽機関銃を開発するプロジェクト。コンペを突破した暁には実に計25万丁、弾薬1億5千万発という膨大な量の受注することになり、各社が力を入れている。
選定されたのはAAI Corporation Textron Systems社、General Dynamics Ordnance and Tactical Systems社、そしてSIG Sauer社。SIG社は先般アメリカ陸軍にM17・M18拳銃が採用されているが他の2社についても小火器開発では実績があり、例えばTextron社は樹脂薬莢のテレスコーピック弾薬を用いるLSAT軽機関銃を軍と共同開発、GDOTS社も.338ノーマ・マグナム弾を使用するLWMMG機関銃がJSOCでの使用を検討されたことがあり、いずれが選ばれてもおかしくない。

LSAT参考:アメリカ軍の次世代弾薬「プラスチック薬きょうテレスコープ弾」の現在 - ミリブロNews
LWMMG参考:アメリカ軍統合特殊作戦コマンドが新型機関銃・狙撃銃・静音自動小銃の導入を計画中 - ミリブロNews

コンペ後の量産を視野に入れた動きも既に始まっており、特にTextron社は研究開発と本体の量産でH&K社と、弾薬の生産でOlin Winchester社とそれぞれ協力することで合意した。GDOTS社は樹脂製薬莢の開発・量産を行っているTrue Velocity社とパートナーシップを締結している。

選定された3社は小銃タイプ53丁、分隊支援火器53丁プロトタイプと6.8mm口径の弾薬84万5000発を27ヶ月以内に用意しなければならない。性能テスト、耐久テストを経て最終決定は2022年第1四半期が予定されている。

Source: Prototype Project Opportunity Notice (PPON) for Next Generation Squad Weapons (NGSW) - W15QKN19R04OE - Federal Business Opportunities: Opportunities

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201909
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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