「外人部隊125の真実―戦士たちの知られざる世界―」が並木書房より発売
フランス外人部隊で長年に渡り軍務に就いた日本人による、「フランス外人部隊解説」の決定本が並木書房から 3 月 7 日に発売される。
合田洋樹著 外人部隊 125 の真実 / 並木書房
「外人部隊 125 の真実」の著者は、フランス外人部隊元上級伍長の合田洋樹 (ごうだ・ひろき) 氏。合田氏は高校卒業と同時に渡仏し、フランス外人部隊に入隊。最精鋭の「第 2 落下傘連隊」(コルシカ島) で 17 年半務め上げ、2014 年末に除隊。以来、本書の執筆に専念していた。
著者の言葉:
長い在隊期間中のほとんどを事務職で過ごし、残念ながら実戦に参加する機会はありませんでした。そんな私が何を書いたらいいか悩みましたが、部隊の裏方を長く務めたことで見えてくる「外人部隊」なら書けると思い、本にまとめました。
いまだに外人部隊を「傭兵部隊」と誤解している人も多いですが、外人部隊はフランス陸軍の一画を占める正規軍です。
かつては「犯罪者やならず者の集団」と言われたこともありましたが、現在では指名手配犯や殺人、麻薬密売などの重罪を犯した者は入隊できません。十分な志願者を確保できるので、そのような者を入隊させるメリットもありません。何より入隊に際しては、厳しい身元調査があります。
本書では、入隊から除隊後まで、全部で 125 話を揃えています。各話毎に写真が入り、その多くは私が連隊付きのカメラマンとして撮影したもので。
本書を読んで頂ければ、「フランス外人部隊」のイメージも大きく変わると思います。
著者経歴『外人部隊125の真実―戦士たちの知られざる世界―』 / 並木書房
合田洋樹(ごうだ・ひろき)
1978年神奈川県生まれ。都内の高校卒業後18歳で渡仏。1997年フランス外人部隊に入隊。計17年半勤務し2014年11月除隊。最終階級は上級伍長。在隊中は主に第2外人落下傘連隊に所属し、ジブチの第13外人准旅団にも計3年間在隊。長い在隊期間中の約11年間を後方支援中隊にて事務員として勤め、そのうちの5年半を警務課で勤務。外人部隊を深く理解するうえでこの部署での経験が非常に役立つ。現在は第2外人落下傘連隊についての電子書籍を執筆中。
《長期派遣歴》
1997年~1998年ジブチ
2009年~2011年ジブチ
《短期派遣歴》
1999年ボスニア
2000年ガボン
2001年ジブチ
2002年ギアナ
2004年ジブチ
2006年ジブチ
2010年カタール
2011年ウガンダ
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