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米陸軍向け改良版「XM25 エアバースト・グレネードランチャー」が来年春にも試作資格認定試験 (PPQT) へ

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米陸軍向けに開発が進められていた「XM25 エアバースト・グレネードランチャー」が、よりパワフルに、そして合理化された火器管制システムを備えたアップグレード版として登場する。

来春に実施予定の「試作資格認定試験 (PPQT: Pre-Production Qualification Test) 」を通じて、2016 年 8 月に予定されている「マイルストーン C」に臨むものとみられる。

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これは、ワシントンで開催された年次総会・AUSA 2105 の席上で明らかになったもので、数年前にアフガニスタンでテストされていた当時の XM25 とは違い、大きな改良が施されているとのこと。

今回の改善策の中で最大の特徴に挙げられているのが、「より一層の合理化が図られた火器管制システム」にあると云う。ターゲットまでの距離を計算し、そのデータが 25 ミリメートル弾薬の中に組み込まれた電子信管に送られるとしている。また、一新されたデザインでは、旧型が 2 倍率だったのに対し、3 倍率へ向上していることも特徴に挙げられていた。

現在、XM25 の開発には軍事企業メジャー 3 社が絡んでいる。25 ミリ弾薬とその統合部分については米国の航空宇宙防衛企業の Orbital ATK 社が、また火器管制システム部分は L-3 社、そしてライフル本体部分は H&K 社と、それぞれが特徴を活かして開発を手掛けている。
2013 年、アフガニスタンでおこなわれた XM-25 の実弾射撃訓練で、ダブルフィードに起因した作動不良が起き、射手が負傷。その後、国防予算の制限も相まって、一度は開発中止に追い込まれた経緯を持っている。

ATK 幹部によれば、「財政上の不確実性は全ての計画に多大なる影響を及ぼした」とするも、「現在は強固な基盤の上にいる」「我々には XM25 を強く後押しする人々がおり、来るべきマイルストーン C についても、満足のいく結果がもたらされるだろう」と述べ、現在の開発状況と今後の展望を語っている。

XM25 は、1990 年代中盤に陸軍で始まった、兵士の火力の有効性を高めることを掲げた「OICW (Objective Individual Combat Weapon) 」から分岐した戦闘武器プログラムの 1 つ。

「遮蔽標的対処交戦システム (CDTE: Counter Defilade Target Engagement) 」の名称にもある通り、XM25 は遮蔽物の裏側に潜む敵を、発射された擲弾の空中爆発によって削ぐことから、その絶大な威力に期待が寄せられて来た。

Kitup! Military.com 2015/10/14
Shephard 2015/10/14

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