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リビアで活躍する「ダーイッシュ (IS) ・ハンター」は元・英陸軍特殊部隊 SAS 隊員。地元紙は 4 件目を報道

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リビアで活躍する「ダーイッシュ (IS) ・ハンター」は元・英陸軍特殊部隊 SAS 隊員。地元紙は 4 件目を報道

A sniper with 1 Rifles targets the 'enemy' during an exercise on Otterburn Ranges in Northumberland. British Army...

Posted by HM Armed Forces on 2015年8月27日

Image is for illustration purposes only.
先日お届けした「ダーイッシュ・ハンター (Daesh hunter) 」について、その人物像に迫る続報が届いた。

ダーイッシュの支配下に陥落している北アフリカ・リビアの都市スルト (Sirt) を舞台に、僅か 2 週間に 3 名のダーイッシュ (IS, Islamic State, ISIS, ISIL) 幹部の狙撃を次々と成功させたこのスナイパーは、元・英陸軍特殊部隊 SAS (Special Air Service: 特殊空挺部隊) 隊員だとされる。

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1 月に起きたこの 3 件の狙撃成功は、都市伝説とも別々のスナイパーによるものとも考えられていたが、特殊部隊関係筋の話では、1 人のスナイパーによるものだとしている。
英紙デイリースターは、確たる情報筋の話として、このスナイパーは「殺し屋」 (contract killer) で、3 つの「ターゲット」はいずれも頭部を見事に撃ち狙った「ヘッドショット」であったと伝えている。また、敵に見つかって捕縛されるのを防ぐ為、狙撃ポイントを慎重に選んでいたことや、逃げ道を確保し長距離からの狙撃だったことも明かされている。

ダーイッシュによる欧州でのテロ攻撃がおこなわれていた中、英国内では SAS をはじめとした特殊部隊をリビアなどへ派遣し、武力行動をおこなうべしといった論調が高まっていた。そうした声は SAS の拠点であるヘレフォード (Hereford) にも巻き起こっており、今回のスナイパーもその論調の中で行動に移した内の 1 人であると考えられている。

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また、本件に関連しそうな気になる話題が飛び込んでいる。
地元紙リビア・ヘラルドは 4 日、未確認情報として、同じくシルトでスナイパーによって 4 件目のダーイッシュ幹部を狙った狙撃がおこなわれ、射殺されたと報じている。

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Daily Star 2016/02/07
Libya Herald 2016/02/04

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