「ダーイッシュ (IS) 掃討作戦に参加したい」英陸軍特殊部隊「SAS」ベテランによる再入隊希望が続出
パリ同時多発テロ事件の発生以降、ダーイッシュ (IS, Islamic State, ISIS, ISIL) のテロ攻撃から自国民を護りたいとして、英陸軍特殊部隊 SAS (Special Air Service) 経験者らによる再入隊が相次いでいる。
ヘレフォード (Hereford) にある SAS の連隊司令部には、最大 60 名の再入隊希望が寄せられている。その内 30 名ほどは再入隊を果たしており、残りはスタンバイ状態にあるとのこと。彼らの中には、イラクやアフガンでおこなわれた多くのトップシークレット作戦に参加した歴戦の猛者が含まれている。
現役の SAS 隊員は既にダーイッシュ掃討を目指した特殊作戦の為、シリアやイラク、リビアへ展開しているが、再入隊者も同じくこれら地域での参加を希望している。また、厳戒体制の中で、こうした対テロの精鋭隊員らが一般車両に乗り込んで、ロンドン市内の通りを巡回しているという。
デーヴィッド・キャメロン (David Cameron) 英首相は昨年 11 月に、テロ対策を主軸とした新たな防衛支出計画について言及。その中で、SAS や海兵隊 SBS (Special Boat Service, 海兵隊特殊舟艇部隊) に代表される特殊作戦部隊に対して、今後 5 年間において 20 億ポンド (=約 3,754 億円) の予算を支出することを明かした。これら追加予算は、英国内外における秘密裏の作戦にも投入される。
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英紙ミラーによると、先行して少数の部隊が潜入しているリビアで、大規模な特殊部隊の展開が水面下で進行しているとのこと。
Mirror 2016/02/02
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英紙ミラーによると、先行して少数の部隊が潜入しているリビアで、大規模な特殊部隊の展開が水面下で進行しているとのこと。
Mirror 2016/02/02
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