埼玉県警、市街地テロを想定した実弾訓練を公開。機動隊の「銃器対策部隊」17 名が参加
埼玉県警は 19 日、さいたま市北区の警察学校でおこなった、市街地でのテロ事案を想定した実弾訓練の様子を報道陣に公開した。
フランス・パリの同時多発テロ事件を背景とし、5 月に開催を控えた「伊勢志摩サミット」や 2020 年開催の「東京オリンピック」を見据えたもの。訓練には機動隊の「銃器対策部隊 (Anti-Firearms squad) 」のメンバー 17 名が参加している。
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※地図は大まかに設定しており、正確な場所を示していません
機動隊は、集団警備力の中核として、集団不法事案、テロ、ゲリラに対する治安警備や台風、地震等の災害警備などに当たる常設部隊。集団警備力の特性を活かし、 繁華街、歓楽街等における集団警ら、暴力団対策や暴走族の一斉取締り等の活動に当たる。また、 爆発物事件等の現場における危険物の処理や、海や山等での遭難者の捜索及び救助など機能別部隊による活動にも当たる。
なお、警察におけるテロ対策部隊については、ハイジャック、重要施設占拠事案等の重大テロ事件を鎮圧するため、総勢 300 名ほどから成る特殊部隊「SAT (Special Assault Team) 」が 8 都道府県の警察に設置されている。
また、原子力関連施設等の重要施設の警戒警備を行い、銃器を使用した事案等が発生した場合に対処する部隊として、総勢約 1,700 名から成る「銃器対策部隊」が全国の機動隊に設置されている。
Kyodo News 2016/03/19
NHK 2016/03/19
Ref: about SAT and Anti-Firearms squad / NPA (National Police Agency)
なお、警察におけるテロ対策部隊については、ハイジャック、重要施設占拠事案等の重大テロ事件を鎮圧するため、総勢 300 名ほどから成る特殊部隊「SAT (Special Assault Team) 」が 8 都道府県の警察に設置されている。
■特殊部隊 SAT
・体制:8 都道府県警察
(北海道、警視庁、千葉、神奈川、愛知、大阪、福岡及び沖縄)
・任務:
ハイジャック、重要施設占拠事案等の重大テロ事件、銃器等の武器を使用した事件に出動。
被害者 や関係者の安全を確保しつつ、被疑者を制圧・検挙する。
・装備:
サブマシンガン、ライフル銃、自動小銃、特殊閃せん光弾、ヘリコプター等
また、原子力関連施設等の重要施設の警戒警備を行い、銃器を使用した事案等が発生した場合に対処する部隊として、総勢約 1,700 名から成る「銃器対策部隊」が全国の機動隊に設置されている。
■銃器対策部隊
・体制:各都道府県警察の機動隊に設置
・任務:
銃器等を使用した事案への対処を主たる任務とし、原子力発電所等の重要施設の警戒警備にも当たる。
重大事案発生時には、SAT が到着するまでの一次的な対応に当たり、SAT 到着後の支援にも当たる。
・装備:
サブマシンガン、ライフル銃、防弾衣、防弾帽、防弾盾等
昨年末には、警視庁と神奈川県警の特殊部隊 SAT による合同訓練の様子が初公開されている。
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⇒警視庁・神奈川県警の特殊部隊「SAT」による合同訓練の映像が初公開
Kyodo News 2016/03/19
NHK 2016/03/19
Ref: about SAT and Anti-Firearms squad / NPA (National Police Agency)
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