オーストラリア陸軍主催の国際射撃競技会 (AASAM) のスナイパー競技で陸上自衛隊チームが優勝
4 月 30 日 (土) からオーストラリア ビクトリア州パッカパンニャル訓練場で開催中の国際射撃競技会「AASAM (Australian Army Skill at Arms Meeting) 」でおこなわれたスナイパー競技において、陸上自衛隊チームが参加 18 チームの頂点に輝いた。トップ 3 における獲得ポイントは以下の通り。
Photo: SFC Kenichi Oshiro (left) and SGT Akito Yagi (right) / AASAM
1st: Japan 155pt関連記事:
2nd: China 151pt
3rd: UK 148pt
⇒豪陸軍主催射撃競技会 (AASAM) の「小銃 300 メートル伏撃ち」で、陸自隊員が参加 191 名のトップに
毎年この時期におこなわれるオーストラリア陸軍主催の AASAM (「アーサム」) は、戦術技量の向上を図り、参加各国との信頼関係の強化を図ることを目的としており、アジア、欧州等から 10 数ヶ国の陸軍種が参加。現在実際に運用されている小銃、機関銃、拳銃及び狙撃銃を使った、個人・ユニットレベルでの射撃練度が競われている。
陸上自衛隊の参加は今開催で 5 年連続となり、富士学校、各方面隊、中央即応集団等で構成される約 30 名が派遣されている。
なお、主催のオーストラリア陸軍がウェブサイトに掲載しているスナイパーエントリー要項によると、以下のマッチの設定が記されている。
スナイパー競技の優勝を皮切りに、その他各競技における陸上自衛隊の成績にも期待が寄せられる。
陸上自衛隊の参加は今開催で 5 年連続となり、富士学校、各方面隊、中央即応集団等で構成される約 30 名が派遣されている。
8 日、AASAM の FaceBook には、記念トロフィーを授与された小城 二曹、八木 三曹を中心に、祝勝の様子を収めた写真 3 点が掲載されている。陸上自衛隊におけるスナイパー競技での参加は今開催で 3 年連続となり、2014 年度が参加 18 チーム中 11 位、翌 2015 年度が 15 チーム中 2 位であった。
Photo: via AASAM FaceBook
なお、主催のオーストラリア陸軍がウェブサイトに掲載しているスナイパーエントリー要項によると、以下のマッチの設定が記されている。
* Sniper Badge Test
* Sniper Snap
* Sniper Observation
* Sniper Panoramic
* Sniper Range Estimation
* Sniper Service Rifle Advanced Application of Fire
* Sniper Service Pistol Advanced Application of Fire
* Sniper Championship Aggregate
競技会中の八木 三曹。写真からは対人狙撃銃 (M24) には、長野県の光学製品メーカーである有限会社ディオン光学技研 (DEON Optical Corporation) 製の「マーチ (March) 」スコープシリーズ 3-24x42 FFP (First Focal Plane) が搭載されているものと思われる。地面には M118LR (Long Range) の弾薬箱が散乱している。
Photo: SGT Akito Yagi / AASAM
スナイパー競技の優勝を皮切りに、その他各競技における陸上自衛隊の成績にも期待が寄せられる。
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント