インド造船企業が軍・警察関係機関への納入を視野にイスラエルの銃器関連企業と合弁会社を設立
インド・ムンバイのビジネス・ニュースサイト、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが 14 日、同国最大の造船・重工企業であるリライアンス・ディフェンス・アンド・エンジニアリング社 (RDEL: Reliance Defense and Engineering Ltd) と、イスラエルの銃器関連企業における合弁企業設立の話題を報じた。
イスラエル側の企業として名前が挙がっているのは、CAA の子会社である「カラシニコフ・イスラエル社 (KISR: Kalashnikov Israel Company) 」。合弁企業の株式の内 51% はリライアンス・ディフェンス側が保有するものと見られている。
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インド政府が掲げた 2016 年度の国防調達方針の「IDDM (Indigenously Designed Developed and Manufactured) 」において、提案企業は最低でも 40% 以上が国内資本でなければならないことが取り決められており、今回の合弁企業はこのラインを上回ることで計画されたものとみられる。
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また、今年 9 月には、インド陸軍向けの次世代アサルトライフル取得計画が再起動しており、故障の多いことで悪評が高かった国産 INSAS (Indian National Small Arms System) 5.56×45mm ライフルから、より殺傷能力が高い 7.62mm x 51mm を使うアサルトライフルの取得を目指すことが報じられている。
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インドでは陸海空の三軍に加え、準軍事組織や各州の警察などで向こう 10 年以上に跨り 200 万挺もの小銃、額にして 600 億ルピー (=約 980 億円) の要求案件になることが背景にあり、この内の 80% 以上に当たる 785 億円超がアサルトライフルの調達費用に充てられると予想されている。
Capture screen: Reliance Defense and Engineering Ltd (RDEL) official website
インド政府が掲げた 2016 年度の国防調達方針の「IDDM (Indigenously Designed Developed and Manufactured) 」において、提案企業は最低でも 40% 以上が国内資本でなければならないことが取り決められており、今回の合弁企業はこのラインを上回ることで計画されたものとみられる。
カラシニコフ・イスラエル社は、ロシア伝統のカラシニコフ式小銃とイスラエルのイノベーションを組み合わせた「AK Alfa (or in English "AK Alpha") 」を手掛けている。イスラエル国防軍の特殊部隊スナイパーによる協力の下で開発がおこなわれており、2016 年度の U.S. SHOT Show の席では、7.62X39mm / 5.56X45mm の各試作モデルが発表され、話題を呼んだことも記憶に新しい。
Photo: AK ALFA 7.62 via CAA
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また、今年 9 月には、インド陸軍向けの次世代アサルトライフル取得計画が再起動しており、故障の多いことで悪評が高かった国産 INSAS (Indian National Small Arms System) 5.56×45mm ライフルから、より殺傷能力が高い 7.62mm x 51mm を使うアサルトライフルの取得を目指すことが報じられている。
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