トルコ軍に国産自動小銃 MPT-76 の量産第一陣が納品
トルコ軍に国産自動小銃 MPT-76 の量産第一陣が明日、12 月 9 日に納品され、レジェップ・エルドアン (Recep Tayyip Erdoğan) 大統領出席の下で記念式典がおこなわれる。
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MPT-76 は、ドイツの銃器メーカ大手ヘッケラー&コッホ (H&K: Heckler & Koch) 社のライセンス生産である G3 ライフルからの更新を図るもので、トルコにおける軍用装備品の主要供給元である国営の機械化学工業機関 (MKEK: Makina ve Kimya Endüstrisi Kurumu) がその設計を手掛けている。
Capture screen: via Makina ve Kimya Endüstrisi Kurumu (MKEK) official website
2009 年 3 月に開発計画が発足した MPT-76 は、50 回以上の試験と 110 万発の試射を経て、2014 年 5 月 5 日にその一連の開発を終了。2015 年から連続生産に入っており、国防省計画では 20 万挺の生産を見込んでいる。
なお、国防産業次官イスメイル・デミア (İsmail Demir) 氏によると、500 挺の MPT-76 が既に陸軍に配備されており、続いて 1 万 9,500 挺が近く配備を控えているとのこと。
首都アンカラ近郊のクルッカレにある工場で製造されており、413 の部品で構成。その重量は 4.1 キログラムになるとのこと。地元メディアでは、初の「完全国産品」だと報じている。
なお、トルコは先月にヘッケラー&コッホ社から武器輸出の制限対象国に指定されており、G3 から切り替わる格好の MPT-76 は、待望の国産ライフル登場と言える。
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