2017年01月12日 12:05
防衛装備庁は 10 日、新型の装輪装甲車「装輪装甲車(改)」の試作車輌が納品されたことを発表した。
Photo from Acquisition, Technology & Logistics Agency (ATLA)
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「装輪装甲車(改)」の必要性は、既存の 96 式装輪装甲車では国際平和協力活動をはじめ、島嶼部への侵攻対処などの各種脅威における安全確保と積載性能に限界があると判断されたことを背景に持つ。
Photo from Acquisition, Technology & Logistics Agency (ATLA)
経理装備局艦船武器課によると、「米国のストライカーなど諸外国においては既に実用化された装輪装甲車がある」とした上で、「各種脅威からの防護力等の要求性能、コストに関して総合的な観点から比較検討した結果、本事業 (=装輪装甲車(改)) の優位性が認められた」としている。
Illustration from Japan MoD
装輪装甲車(改)
全長: 約 8.4 メートル
全幅: 約 2.5 メートル
全高: 約 2.9 メートル
乗員: 11 名
重量: 約 20 トン
参考:96式装輪装甲車
全長: 約 6.8 メートル
全幅: 約 2.5 メートル
全高: 約 1.9 メートル
乗員: 10 名
重量: 約 14.5 トン