TrackingPoint 最新狩猟モデル&米軍での試験開始
世界初の精密誘導・自動照準ライフル (PGF : Precision Guided Firearms) テクノロジーを手掛ける TrackingPoint からハンティング用 最新の 750 シリーズが発売、そのプロモーション映像が公開された。同社 TTX (Tag Track Xact) テクノロジー搭載の 750 シリーズは、308 Win, 300 Win Mag, 7mm Rem Mag の 3 種で展開、距離 750 yard (約 686 m) の範囲で狩猟を楽しむことができる。価格は 9,995 米ドルで、先の 2014 U.S. SHOT SHOW の時期からプレオーダーを開始、今年の第二四半期からデリバリー予定。
また TrackingPoint 関連では、米軍への納入に向けてスマートライフルが陸軍での試験開始になるとの報道も。Military.com の Defense Tech によると、米陸軍が 6 挺のスマートライフル、単価 27,000 ドル相当をテスト目的で買い求めた話題を掲載。Linux 搭載コンピューターが組み込まれたこの「スマートライフル」は、射距離や弾道データ、大気の状態や相対的な傾斜などを集積し、動くターゲットに対して照準を自動的に修正、照準が合った瞬間にトリガーを引くという仕組み。従来、熟練の狙撃手が経験則に従っておこなっていた細かな計算をすることなく、誰でも簡単に狙撃を成功させることができるという触れ込みで話題となっている。WiFi 対応により射手の視界をタブレット端末と繋ぐことで共有することも可能。識者やベテランのスナイパー経験者からは「長距離からの狙撃を安易に可能とすることは、犯罪者・テロリストの攻撃を助長することになり、身柄を発見し、拘束も難しいことから、民間向けの販売を控えるべき」とした声も上がっている。TrackingPoint によれば、ハンティングを趣味とする富裕層を中心に、既に 500 セットが販売されているとのこと。
trackingpoint 2014/01/21
TrackingPoint Labs 2014/01/18
Defense Tech / Military.com 2014/01/15
Russia Today 2014/01/17
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