ビン・ラディン 急襲作戦の暴露本「No Easy Day」著者 Mark Owen 氏が顧問弁護士らを提訴
Osama bin Laden 急襲作戦関連の話題がここに来て急展開を示している。
Osama bin Laden 容疑者へ一発を見舞った「The Shooter」なる人物が、DevGru レッドチームに所属していた Robert O'Neill 氏であったことが明かされた。
また一方で、2012 年に出版された Osama bin Laden 容疑者の急襲作戦の内情を示した「No Easy Day」の著者、Mark Owen こと Matt Bissonnette 氏の動きにも、にわかに注目が集まっている。
米国各紙によれば、Matt Bissonnette 氏は、暴露本執筆の際にお粗末な法的助言が与えられ、不本意に多くの機密情報が公開される要因となったとして、自身の弁護士を務めた Kevin Podlaski 氏と、インディアナ州の法律事務所 Carson Boxberger LLP を相手取り、マンハッタン連邦裁判所に訴えを起こしている。
訴えによれば、弁護士側は独断で機密情報部分の削除を任意でおこなえる状況があったにもかかわらず、適切な対処がおこなわれず、また、国防総省の検閲を通す事無く、軍の機密情報をうっかり公開させてしまったとして非難している。
「No Easy Day」の出版に伴い、自身の名誉が貶められ、機密保全を失ったと主張。また、事前に権利収入の大半が政府に差し押さえられたことも明らかになっている。なお、書籍による収益を中心に、放棄することになった権利収入は少なくとも 800 万ドルに達すると見積もられている模様。
因みに Matt Bissonnette 氏は、Mark Owen のペンネームで新たに「No Hero: The Evolution of a Navy SEAL」なる書籍を 2014 年 11 月 10 日に出版予定。予約販売中の同書は、アフガニスタン戦史関連の書籍で現在売上 1 位を記録している。
Associated Press 2014/11/05 via abc News
New York Post 2014/11/05
No Easy Day: The Autobiography of a Navy Seal: The Firsthand Account of the Mission That Killed Osama Bin Laden
No Hero: The Evolution of a Navy SEAL / Amazon
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