「なぜオークリーのアイプロテクションは最高なのか」様々な実験で検証
射撃がテーマのリアリティ番組「トップ・ショット」第4シーズンのチャンピオンであるプロシューター、クリス・チェンがアイプロテクションを開発・販売するオークリー社の研究施設を訪れ、その製品の秘密を2本の動画で紹介している。
1本目の動画では光学的な特性について紹介。サングラスのレンズは孤を描いているため、向かってくる光が屈折し、本来なら像が二重に見えてしまう。脳はこれを常に補正しているため、適当な設計のサングラスでは目や脳の疲れが大きくなり、瞬間的な判断力が必要なアスリートにとって不利になる。
オークリーではフレームやレンズのジオメトリ(寸法・形状)を徹底的に詰めることでこの屈折を最小限に抑えている。実験ではマネキンの二つの目から一点に向けて照射したレーザー痕がサングラスによってどう重なり方を変えるかを見せている。普及品では、レーザー痕が大きくずれるのに対し、オークリーのサングラスではかける前とほぼ同じ点にレーザーが当たっており、屈折が非常に小さいことが分かる。
次の実験はレンズそのものの加工について。ポリカーボネイトレンズはまず原料を溶かして形をつくり、その後研磨など後加工を行って作られるが、この精度が低いと解像度が大きく低下する。
実験ではテストチャートを用いて解像度の下落を試験している。普及品を通して見るとディティールが大きく落ちるのにたいし、オークリーのサングラスでは解像度の低下がほぼ見られない。視界のクリアさが必要な射撃競技にあたっては、オークリー製品の解像度の高さは大きなメリットになる。
2本目の動画は耐衝撃性能についての実験。アイプロテクションは物が当たった時に割れず、そして飛翔物が目に当たらないことが求められる。動画では鋼球やスパイクなどを用いて強度をテストしているが、いずれも普及品に対して大きな強度を示している。オークリーではファッション向け、子供向けなども含むあらゆるラインアップで、この試験をパスするレンズを使用しているとのこと。
アイプロテクションについては強度が話題になることが多いが、こうして見ると光学的な特性にも大きな差があるのが分かる。射撃においてはスコープやダットサイトのレンズ性能はもちろん、こうしたアイプロテクションの性能にも注意する必要がある。
Top Shot Chris Cheng 2014/12/12
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201412
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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