Magpul 社がドラム型60連マガジン『 PMAG D60 』のPVを同社の Youtube チャンネルで公開した。
※本稿は海外実銃用ドラムマガジンを題材にしています。

現在までにリリースされた PMAG の中で、5.56x45mm用40連ロングマガジン「 PMAG 40 GEN M3 」が最も多い装弾数であったが、『 PMAG D60 』は60発の装弾が可能である。

ドラム型デザインではあるが従来型のものよりコンパクトに設計されており、既存モデルの30連タイプマガジン「 PMAG 30 Gen 3 」の全長より短いため、射撃時の取り回しがしやすいのが特徴である。

尚、動画で使用されている背面がシースルーのバージョンや、フレームの一部がカットされたバージョンはパフォーマンス用に製作されたものであり、製品版とは仕様が異なるとのこと。発売は今年の春～夏ごろに予定している。

Magpul 社の大ヒット製品の PMAG は、2007年に発表されたAR15/M4用弾倉「 PMAG 30 」に始まり、2009年にSTANAG規格4179号をクリアした「 EMAG(Export Magazine) 」を発表。2012年には更に改良を施した「 PMAG 30 Gen 3 」が発表され現在に至る。

※STANAG規格4179号とは、NATOが1980年10月に提案した5.56x45mm弾用着脱式弾倉の規格であり、NATO加盟国間で小銃の弾薬と弾倉の共通化を目的としている。

現在、PMAGシリーズは、5.56x45mm NATO弾 (.223 Remington)用の、PMAG 40 GEN M3（40発仕様）/ PMAG 30 GEN M3（30発仕様）/ PMAG 30 GEN M3 Window（PMAG 30 GEN M3 の覗き窓付きタイプ）/ PMAG 20 GEN M3（20発仕様）/ PMAG 10 GEN M3（10発仕様）
7.62x51 NATO (.308 Winchester)用の、PMAG 25 LR/SR GEN M3 Window（25発仕様）/ PMAG 20 LR/SR GEN M3 Window（20発仕様）
AKタイプ（7.62x39mm弾）用の、PMAG 30 AK/AKM MOE
など、計15種類が発売されている。

Magpul 2015/01/13
Magpul, Inc official website
Text: 弓削島一樹 - FM201501