海外クラウドファンディング大手 Indiegogo で、北朝鮮のクーデターに資金提供することを目的としたキャンペーンが始動した。

北朝鮮の金正恩第 1 書記の暗殺をテーマにしたコメディー映画『The Interview』の公開に際し、配給元のソニー・ピクチャーズがハッキングされた騒動に因んで、海外の映画情報サイト「The Wrap」が初報している。

このキャンペーンは、金正恩政権の打倒を掲げ、民主的革命を起こすことを目的とした「Freedom Now」なる多国籍集団が立ち上げたもので、その目標金額は 1,000 万米ドル (約 11.8 億円) に設定されている。

Freedom Nowでは、北朝鮮国内での有効なコミュニケーションネットワークが確立されていないばかりか、それらを担うに必要なリソースが無いことから、クーデターを引き起こすに至らないと考えており、キャンペーンが成功裏に終わった際、それらを補う為に、通信技術での費用や教材の他、諜報用の装備、旅費、政府関係者への賄賂などに充てる予定とのこと。

なお、現在同キャンペーンページは削除されている。

Help bring freedom to North Korea / Indiegogo
The Wrap 2015/01/19