米国のエアソフト販売店 vs ベルギー FNH & フランス Cybergun による法廷闘争
全米法曹向けニュースメディアの Courthouse News Service によると、カリフォルニア州に本拠を置きエアソフト販売を展開する Jag Precision が、ベルギーの銃器メーカー FN Herstal (FN ハースタル) と フランスのエアソフト玩具銃メーカーでライセンス販売を手掛ける Cybergun (サイバーガン) との間で調停合意に達したとのこと。
今回の合意により、Jag Precision 社は FNH の SCAR や M249、P90 と言った軍用小銃を模した製品の製造を取り止めることになる。なお、調停は Jag Precision 社に対して在庫品処分として 1 年の猶予が与えているものの、追加で一切のバリエーション展開が許されないものとして下されている。
2010 年に FNH は Cybergun に対して、FNH 製の小火器デザインのエアソフト化コピー製造に関する権利を与えている。同年 Cybergun は、米国エアソフト企業の Spartan Imports を買収しており、この時に初めて Jag Precision が FNH 製コピーを販売している事実を知るきっかけとなったことが証言されている。
Cybergun からの販売自粛要請を受けた Jag Precision は、一旦は要請に応じたものの販売を再開。その事実を知った Cybergun は FNH と共に連邦機関への告訴を提示している。
一方の Jag Precision 側の主張では、「2006 年に FNH は同社の手掛ける小火器デザインについて、玩具銃へのコピーは「(法的に) 見なし通知, (constructive notice) 」をしていた」との見解を示している。この経緯を基に、Jag Precision 側は「FNH が何年もの対応の遅れを作っており、玩具銃メーカーの活動に対して不合理で偏見を抱かせた」として、怠慢 (laches) と出訴期限法に基づく消滅時効 (statute of limitations) を主張していた。
Courthouse News Service 2015/03/10
Photo: FN 5.56 SCAR / FN Herstal 2010/07/07
Cybergun からの販売自粛要請を受けた Jag Precision は、一旦は要請に応じたものの販売を再開。その事実を知った Cybergun は FNH と共に連邦機関への告訴を提示している。
一方の Jag Precision 側の主張では、「2006 年に FNH は同社の手掛ける小火器デザインについて、玩具銃へのコピーは「(法的に) 見なし通知, (constructive notice) 」をしていた」との見解を示している。この経緯を基に、Jag Precision 側は「FNH が何年もの対応の遅れを作っており、玩具銃メーカーの活動に対して不合理で偏見を抱かせた」として、怠慢 (laches) と出訴期限法に基づく消滅時効 (statute of limitations) を主張していた。
Courthouse News Service 2015/03/10
Photo: FN 5.56 SCAR / FN Herstal 2010/07/07
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント