米軍要請で開発、アウトドア環境下に最適なポータブル浄水システム「MSR ガーディアン・ピュリファー」
生命の維持に欠かせない飲料水の確保は、アウトドア環境下で喫緊の課題となる。
米国のアウトドアブランド、マウンテン・セイフティー・リサーチ (MSR: Mountain Safety Research) が発表した「ガーディアン・ピュリファー (Guardian Purifier) 」は、"世界で最も先進的" を謳うポータブル浄水システム。
米軍からの依頼によって開発が進められた経緯を持ち、化学剤を使わず、手動のポンプ操作により送り込まれた汚水から、病原ウィルスをフィルターによって除去し、飲料水へと変えることができる。これにより、「水溜り」でさえも貴重な飲料水確保の場となり、1 分間で 2.5 リットルを確保できる。
関連記事:
⇒不衛生な水を飲用へ変える、SureAqua Straw+
浄化のポイントとなっているのは、従来の中空ファイバー技術 (hollow fiber technology) とは異なる、先進の「医療グレードファイバー」を使用している点にある。これにより、ウィルスや水生微生物の脅威から護られている。
また、セルフクリーニング性能によってフィルター洗浄の必要も無く、分解洗浄の必要もない。それだけでなく、コンクリート地面への落下試験では、180 センチメートルほどの高さからでも耐えることが示されている他、摂氏 0 度での凍結にも耐えることが示されている。
アウトドア・アクティヴィティはもちろん、災害などの非常時や戦場といった非日常的な状況下で活躍すること間違いない。なお、本製品は今年 8 月の発表以来、アウトドア向けギアの品評会で軒並み輝かしい賞を獲得していることからも注目の高さが伺える。
海外では 2016 年 1 月に発売を控えており、価格は 350 ドル (=約 42,000 円) 程となる見込み。
なお、MSR は、定番としているアウトドア製品の他、軍用途を想定した「ミリタリーシリーズ」の展開もおこなっており、全国の大手アウトドアショップや、一部のミリタリーショップでも取り扱いがおこなわれている。
MSRGear 2015/09/01
MSR Guardian Purifier official website
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント