米市場参入30周年を迎えたグロック社がグロックMOSを発表
Youtubeのグロック社公式チャンネル(GLOCK,Inc)は、アメリカ市場参入30周年を記念した動画を公開した。
1986年にアメリカ上陸を果たしたグロック・ピストルは、警察のサイドアームとして広く流通した。90年代には射撃競技の世界でも名声を高め、GSSF(グロック・スポーツシューティング基金)を設立。2000年代にはグロックの信頼性が認められ、軍においても広い採用実績を獲得するに至った。
そして2010年には、「最も信頼されるピストル」と呼ばれた。2010年といえば、グロック・ピストルの第四世代が登場した年である。そして現在も、グロック社は歩みを止めることなく、新たな製品を世に送り出している。
そんなグロック社にとって記念すべき2016年だが、グロック社は新たにGen4(第四世代)のピストル「G17 Gen4 MOS」、及び「G19 Gen4 MOS」を市場に投入すると発表した。MOSとは、「モジュラー・オプティク・システム」の頭文字である。
一年前の2015年1月、グロック社からG34、G35、G40、G41の第四世代グロックMOSバージョンが発表されたが、今回はスタンダードでありながら人気のあるG17とG19がピックアップされた。
MOSはスライドのリアサイト付近を大きく削り、市場に多く存在するピストル用光学サイトを自由に搭載できるようになった。通常、スライド上に光学サイトを載せるには、スライドを削るといった費用の掛かるカスタムが必要だが、MOSは箱出し状態でスライドがカットされているので、余計な時間と費用を無駄にすることがない。ダットサイトを載せることを前提としたユーザーには、ありがたいモデルである。
グロック社副社長のジョシュ・ドーシーは、「我々は、多くのプロ射撃トレーナーが光学サイトの使用を推奨してきたのを目の当たりにしてきた」「光学サイト搭載可能なピストルは、リフレックス・サイト(ダットサイトなど)を搭載することにより、素早くターゲットを捉えられるだろう」と話している。
GLOCK, Inc. 2016/01/19
SSD 2016/01/19
Text: ポル - FM201602
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