フィンランド「継続戦争」を延べ14,000名超とギネス記録の火薬で描く映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』

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フィンランドと旧ソ連のあいだで繰り広げられた「継続戦争」を、延べ14,000人以上のエキストラと、ギネス記録に認定されるほどの火薬を使った迫真の映像で描き、フィンランド映画界の興行新記録を樹立した本年度最高の戦争映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』が6月22日より日本公開となる。

フィンランド映画界の興行新記録を樹立
2017年10月にフィンランドで公開された本作は、並み居るハリウッド大作を押さえ7週連続興行成績第一位を記録。フィンランド映画史上最高の興行収入を記録している。観客動員は100万人を超え、人口550万人のフィンランドの約5人に1人が映画館に足を運ぶ異例の大ヒットとなった。75年の歴史を持つヨーロッパでも最も歴史ある映画賞の一つであるジュシ・アワードでは主演男優賞、観客賞など5部門を獲得、高いクオリティを持つ傑作であることも証明した。


フィンランドの総力を結集したリアルな映像
本日解禁となる予告編では、森林地帯や大河、そして雪原と豊かな自然環境を有するフィンランドの特性を生かしたカットが多数紹介されている。2016年の6月から80日間フィンランド各地で行われた撮影では、フィンランド国防軍が全面協力。エキストラの数は延べ14,000人以上を動員し、極北の地での戦闘を限りなくリアルに再現している。特筆すべきは「ワンシーンに用いられた最大の火薬量」がギネス記録に認定されたこと。なんと70.54KgのTNT火薬がワンテイクのためだけに使用された。これは爆発地から100メートル離れた地点でも家屋倒壊の危険がある爆風圧を生じさせる火薬量である。



万人の胸を打つ熱い人間ドラマ
激しい戦闘シーンの一方で、戦争の犠牲となるのは兵士だけではないことも、この映画は謳い上げている。予告編では、身重の妻と家族を残して最前線に駆り出されるベテラン兵士や、結婚式を挙げてすぐに戦場に旅立つ若き兵士の姿が紹介されている。太平洋戦争で日本が体験した悲劇がフィンランドでも起きていたのである。現代にも通じる戦争にまつわるこうした悲劇をあますことなく描くことで、『アンノウン・ソルジャー』は単なる戦争アクションではなく、感動のエンターテインメントとなっている。

101年前に念願の独立を果たしたフィンランドは、僅かその20年後に旧ソ連に対して、国民的叙事詩である「カレワラ」やシベリウスの交響詩「フィンランディア」の原点となったカレリア地方の奪還のために戦端を開く。第二次ソ連・フィンランド戦争である「継続戦争」は、当時400万人の総人口の内50万人が従軍した、現在世界各国で起こっている様々な戦争や紛争のルーツともいえる戦争である。
本作は国民的作家のヴァイノ・リンナによる古典小説「無名戦士」の3度目の映画化となるが、独立記念日には旧作が毎年必ずTV放映され、当時の兵士たちの戦いが現在の平和の礎となっていることをフィンランドの全国民が再認識するきっかけとなっている。

【ストーリー】
1941年、前年にソ連との“冬戦争”に破れ、領土の一部を失ったフィンランドはソ連から領土を取り戻すためにソ連に進攻、“継続戦争”が勃発する。この戦争でフィンランドは400万の人口に対して50万の軍隊を組織、強大なソ連軍に歩兵中心の戦いを挑む。そんな中、それぞれ異なった背景を持つ4人の兵士たちは最前線で苛烈な戦闘に身を投じる。たとえ戦場で息絶えたとしても戦士たちの生きた証はそれぞれの家族に、そして大地に確実に刻まれていく…。


監督・脚本:アク・ロウヒミエス『4月の涙』、撮影:ミカ・オラスマー『アイアン・スカイ』
出演:エーロ・アホ(『4月の涙』)、ヨハンネス・ホロパイネン、アク・ヒルヴィニスミ、ハンネス・スオミほか
2017年/フィンランド/フィンランド語/カラー/132分/原題:Unknown Soldier (英語) Tuntematon Sotilas (フィンランド語) PG-12
後援:フィンランド大使館 

6月22日(土)より新宿武蔵野館にて全国順次ロードショー

(C) ELOKUVAOSAKEYHTIÖSUOMI 2017

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