映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」のスーパーボウル拡大版トレーラーが公開
漫画家:士郎正宗の「攻殻機動隊」を原作とするSF映画『ゴースト・イン・ザ・シェル(原題:Ghost in the Shell)』のスーパーボウル エクステンデッド版トレーラーが、Youtube の Paramount Pictures 公式チャンネルで公開された。本トレーラーは尺が 30 秒と短いが、昨年 11月 に公開されたファースト・トレーラーには無かったカットが含まれている。
2008 年にドリームワークスとスティーヴン・スピルバーグが映画化権を取得し話題となったが、脚本家や配給会社の変更など紆余曲折あり、漸く 2017 年 3 月 31 日に全米で公開される運びとなった。日本公開は 2017 年 4 月 7 日に予定されている。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』ファースト・トレーラー
あらすじは公表されていないが、米エンタメ系情報サイト:Colliderが行ったプロデューサー:アヴィ・アラッドへのインタビューの中で ―― “人形使い”や“笑い男”は登場せず神山健治監督の「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」に登場した“クゼ・ヒデオ”が物語のキーマンとなる。ゴースト・ハッキング事件を切っ掛けに、少佐が“自己”を辿る話になる。「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」の第 11 話「草迷宮 affection」からインスパイアーを受けてシナリオが形作られた。過去の作品のエピソードやアイディアを幾つか取り入れた。 ―― といった旨のコメントを述べている。このコメント通り、公開済みの映像には押井守監督の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「イノセンス」を彷彿させるカットが幾つも散見できる。尚、主人公の草薙素子は本作で“少佐”と呼称され、「アベンジャーズ」シリーズでブラック・ウィドウ役を務めたスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)が演じる。
参考動画:メイキング映像と撮影現場を訪れた押井守監督へのインタビュー(神山健治監督も同行している)
監督は、イギリス出身のルパート・サンダース(Rupert Sanders)。テレビコマーシャルの映像作家としてキャリアをスタートさせ、2012 年にグリム童話「白雪姫」を原作としたダークファンタジー映画「スノーホワイト」で長編デビューを果たした。前述のインタビューに応じたプロデューサー:アヴィ・アラッドは、「X-Men」シリーズや「アイアンマン」「アメイジング・スパイダーマン」などを手掛け、マーベル・スタジオズの CEO として知られている。
公安 9 課のキャストは、荒巻大輔役に北野武(ビートたけし)、バトー役にアフガニスタンに駐留するデンマーク軍を描いた戦争映画「ある戦争」で主演を務めたピルー・アスベック、トグサ役に「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」でジャン司令官役を演じたシンガポール出身のチン・ハン、イシカワ役にオーストラリア出身のラザルス・ラトゥーエル、サイトー役にオーストラリアを拠点に俳優兼スタントマンとして活躍中の泉原豊、ボーマ役にジンバブエ出身のタワンダ・メニモ、といった顔ぶれである。クゼ役にはミュージシャンとしても活動している米俳優マイケル・ピット、オウレイ博士役にフランス出身のオスカー女優ジュリエット・ビノシュ、「ウルヴァリン: SAMURAI」に出演したファッションモデルの福島リラ、映画監督としても活躍中の桃井かおり、などが出演する。
参考動画:2016 年 11 月 13 日 東京都内で開催されたトークイベントの様子
Text: 弓削島一樹 - FM201702
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