【エアガンレビュー】東京マルイのガスブロ GLOCK (グロック) ピストルを全モデル比較!
皆さんこんにちは。ライターのイヌイです。
世にガスブローバック(ガスブロ)ハンドガンは多数ありますが、コレクションでもサバゲでも一番人気といえば東京マルイのグロックシリーズではないでしょうか。

実銃のグロックはオーストリアのグロック社が開発したポリマーフレームオートで、ハンマーやマニュアルセフティがないシンプルな操作性が特徴。今ではアメリカの警察官のハンドガンの多くを占めたり、英軍での制式採用といったミリタリー・LE用途はもちろん、一般市場での普及率もかなり高いとのこと。
ラスベガスのSHOTSHOWでも最大級の広さのブースで数多くのモデルを展示しています。
ラインナップはハンドガンのみなのに、総合メーカーよりも大きなブースでした。
世にガスブローバック(ガスブロ)ハンドガンは多数ありますが、コレクションでもサバゲでも一番人気といえば東京マルイのグロックシリーズではないでしょうか。

実銃のグロックはオーストリアのグロック社が開発したポリマーフレームオートで、ハンマーやマニュアルセフティがないシンプルな操作性が特徴。今ではアメリカの警察官のハンドガンの多くを占めたり、英軍での制式採用といったミリタリー・LE用途はもちろん、一般市場での普及率もかなり高いとのこと。
ラスベガスのSHOTSHOWでも最大級の広さのブースで数多くのモデルを展示しています。

さて、エアガンでも東京マルイのガスブロは人気が高く、同社のグロックにはいくつかのバリエーションがありますが、今回はカスタムではない基本モデル5種類を比較して紹介してみました。
今回の取材協力はエアボーンさん(http://www.airborne-shop.com/)。
以下の販売価格(税別)はエアボーンさんのものです。
グロック17 3rdジェネレーション

全長:201mm 銃身長:97mm 重さ:703g 装弾数:25+1発 販売価格:11,543円
グロックシリーズの中でも基本となるモデルで、実銃でいう第三世代をモデルアップ。サイズでいえば中〜大型オートにあたるサイズですが、握りやすいポリマーフレームや多い装弾数、低い位置にあるバレルやサイト、そして独特のトリガーセフティなど「撃ちやすい」要素を多々備えています。
東京マルイのG17もグロックシリーズの中では最も基本といえるモデル。非常に撃ちやすく扱いも簡単。最初のグロックとしてオススメしたいモデルです。
グロック26

全長:165mm 銃身長:73mm 重さ:570g 装弾数:15+1発 販売価格:9,981円
コンパクトサイズの小型モデルですが、そのサイズからは想像できない高い実射性能がポイントです。
スライド先端部はエッジが落とされています。

ホルスターやポケットなどへの出し入れは、そのサイズもあって非常にスムーズです。
グリップもかなり短くなっています。

フィンガーレスト付きのマガジンでは小指がギリギリ掛かりますが、付属のフラットボトムに交換すると完全に余ります。
まさにコンシールドキャリーの決定版ともいえるモデルですが、東京マルイのグロックシリーズでは最も古く、ハンマーコッキング時にトリガーがセットバックしないという気になる点があります。
グロック18C

全長:186mm 銃身長:97mm 重さ:698g 装弾数:25+1発 販売価格:12,600円
グロック17をベースにフルオート射撃を可能にしたモデル。メーカーのカタログに出ていないので民間市販はされていないようです。マシンピストルの例に漏れずフルオートはものすごい発射サイクル(実銃でもエアガンでも)。
外観で目立つのはセミ・フルの切り替えレバー。

片手で素早い切り替えはできませんが、そもそもそんなに頻繁に切り替えるレバーではないので問題ないのでしょう。
スライド上面の切り欠きやスリットの入ったバレルも独特です。

実銃ではここから発射ガスを抜いてリコイルを抑えます。
一見するとごく普通のグロックながら、イザとなればフルオートの制圧力を発揮できるという「羊の皮を被った◯◯」的なモデルです。
グロック34

全長:222mm 銃身長:102mm 重さ:710g 装弾数:25+1発 販売価格:11,534円
基本的にG17のロングバレル仕様です。
実銃ではかつてはG17Lというロングバレルモデルがあったのですが、長すぎて一部のマッチレギュレーションに合わず、代わりにシューター向けに開発されたのがこのモデルと言われています。
スライドは約20mmの延長。上面に切り欠きがあるので重さはG17とほとんど変わりません(数値上は7gの増加)。

インナーバレルもG17より5mmだけ延長されています。
操作系に関するパーツはグレードアップされたものが組み込まれています。

他のグロックを持っている人でないと気付かないかもしれませんが、操作性や狙いやすさは確実にアップしています。
グロック22

全長:202mm 銃身長:97mm 重さ:705g 装弾数:25+1発 販売価格:11,850円
東京マルイのグロックシリーズでは最新のモデル。
実銃はG17の使用弾薬を9mm(9X19mm)から40S&W(10X22mm)に変更したモデルで外寸は同じ。スライドの刻印を見ないと判別できないかもしれません。
アウターバレルの厚みはきちんと40S&W仕様になっています。

さすがに並べて見ないと分からないかも。
このモデルの内部は従来のモデルと違っている部分もあります。

トリガーバーが約1.5倍の厚さに!
ゆっくりトリガーを引くと剛性感がアップしているのが分かりますよ。
チャンバー部の刻印もばっちり40S&Wのものに。

アメリカの警察では9mmに代わって40S&Wの採用が増えてきており、LE系装備の面から見るとありがたいモデルでしょう。
さて、各モデルを紹介してきましたが、違いが分かりにくい部分もあるかと思います。
というわけで、差のある部分を並べてみましょう。

上面の切り欠きやF/Rサイトの違いはこんな感じですが、長いと思っていたG34のスライドがそれほどじゃなかったのが意外です。
下面(フレーム側)から見るとこう。

そして気になる(かもしれない)シリアルプレートの表記は全モデル違いました。

ちなみにこの部分はマニュアルセフティのスイッチになっています。
続いてマガジンの比較を。
特別にG17カスタムやオプションのロングマガジンも並べてみました。

中央の3つのマガジンは基本的にボトムの違いのみですが、G22のマガジンは残弾確認孔などの刻印が違います。

左が40S&W仕様のG22、右がG17やG18C、G34用の9mmマガジンです。
もちろん各モデルとも互換性がありグロックシリーズであれば共用が可能。

このように最も小さいG26に一番長いロングマガジンを装着することもできます。
あとは細かいポイントですが、最近のモデルはスライド部の仕上げが変わっていました。

G34とG22はフラットではなく梨地の仕上げです。
次にサバゲでも人気のホルスター、BLACKHAWK!のCQCに合わせてみました。
まずはG22をイン。

問題なく収まり、ガタツキなくロックもばっちり掛かります。
G17もG18Cもほぼ同様と思って下さい。
東京マルイのグロックシリーズはスライドがやや太いらしく、写真のホルスターは実銃でいうグロック20/21用。これがピッタリなのです。
ただ、先端部はやや長め。ほんのちょっとスペースが余っています。

ということは、G17よりちょっとだけ長いG34を入れてみると・・・

ハミ出るのは1cm弱なので意外としっくり収まりますね。
逆にコンパクトなG26を入れてみると・・・

先端部は余り、また上下にガタガタするのでイマイチ。本当に「入るだけ」です。
ちなみに「スライドが太い」という件についてですが、気になったので各モデルのスライド幅を計測してみたところ・・・

最初に発売されたG26が細く、次のG17から0.2mm太くなり、最新のG22でまた0.2mm細くなっています。
この0.2mmの差がG17用ホルスターに入らない(入りにくい)原因なのかも?
最後に各モデルの初速を計測してみました。

計測は屋内にて気温は25℃、東京マルイの0.2gのプラ弾を使用。それぞれ新品の箱出しでHOPはデフォルトの状態(未調整)です。

バレルが長いG34の初速が高いのは分かりますが、逆に短いG26でもそこまで低くありませんでした。G18CとG22に比べてG17の初速がちょっとだけ高いのも意外なところでしょうか。
個体差もあるかもしれませんが、命中精度に関しては東京マルイの製品なので何の問題もありません。ガスガンなので初速のわりに飛距離があるのもご存じの通りです。
こんな感じで各モデルの特徴と違いをまとめてみました。
実射性能に関してはどれも大差ないので「どれがいいか」と聞かれたら、特にコダワリがない限り好みで選んでもいいと思います。

筆者はサバゲでG17をよく使っていますが、気温は20℃あれば問題なくバシバシ使えます。そしてG26以外はどれも同じGen.3フレームなので、同じ感覚で扱えるのは大きな利点といえるでしょう。個人的には「そろそろGen.4フレームを」と思ってしまいますが・・・。
とにかく、現代オートの基本となるモデルを忠実にモデルアップしており、すでに持っている人も「もう1丁」と欲しくなってしまう不思議な魅力のあるガスガン、それが東京マルイのグロックシリーズなのです。
Photo & Text: 乾宗一郎
今回の取材協力はエアボーンさん(http://www.airborne-shop.com/)。
以下の販売価格(税別)はエアボーンさんのものです。
エアソフトガンショップ エアボーン
http://www.airborne-shop.com/
グロック17 3rdジェネレーション

全長:201mm 銃身長:97mm 重さ:703g 装弾数:25+1発 販売価格:11,543円
グロックシリーズの中でも基本となるモデルで、実銃でいう第三世代をモデルアップ。サイズでいえば中〜大型オートにあたるサイズですが、握りやすいポリマーフレームや多い装弾数、低い位置にあるバレルやサイト、そして独特のトリガーセフティなど「撃ちやすい」要素を多々備えています。
東京マルイのG17もグロックシリーズの中では最も基本といえるモデル。非常に撃ちやすく扱いも簡単。最初のグロックとしてオススメしたいモデルです。
グロック26

全長:165mm 銃身長:73mm 重さ:570g 装弾数:15+1発 販売価格:9,981円
コンパクトサイズの小型モデルですが、そのサイズからは想像できない高い実射性能がポイントです。
スライド先端部はエッジが落とされています。

ホルスターやポケットなどへの出し入れは、そのサイズもあって非常にスムーズです。
グリップもかなり短くなっています。

フィンガーレスト付きのマガジンでは小指がギリギリ掛かりますが、付属のフラットボトムに交換すると完全に余ります。
まさにコンシールドキャリーの決定版ともいえるモデルですが、東京マルイのグロックシリーズでは最も古く、ハンマーコッキング時にトリガーがセットバックしないという気になる点があります。
グロック18C

全長:186mm 銃身長:97mm 重さ:698g 装弾数:25+1発 販売価格:12,600円
グロック17をベースにフルオート射撃を可能にしたモデル。メーカーのカタログに出ていないので民間市販はされていないようです。マシンピストルの例に漏れずフルオートはものすごい発射サイクル(実銃でもエアガンでも)。
外観で目立つのはセミ・フルの切り替えレバー。

片手で素早い切り替えはできませんが、そもそもそんなに頻繁に切り替えるレバーではないので問題ないのでしょう。
スライド上面の切り欠きやスリットの入ったバレルも独特です。

実銃ではここから発射ガスを抜いてリコイルを抑えます。
一見するとごく普通のグロックながら、イザとなればフルオートの制圧力を発揮できるという「羊の皮を被った◯◯」的なモデルです。
グロック34

全長:222mm 銃身長:102mm 重さ:710g 装弾数:25+1発 販売価格:11,534円
基本的にG17のロングバレル仕様です。
実銃ではかつてはG17Lというロングバレルモデルがあったのですが、長すぎて一部のマッチレギュレーションに合わず、代わりにシューター向けに開発されたのがこのモデルと言われています。
スライドは約20mmの延長。上面に切り欠きがあるので重さはG17とほとんど変わりません(数値上は7gの増加)。

インナーバレルもG17より5mmだけ延長されています。
操作系に関するパーツはグレードアップされたものが組み込まれています。

他のグロックを持っている人でないと気付かないかもしれませんが、操作性や狙いやすさは確実にアップしています。
グロック22

全長:202mm 銃身長:97mm 重さ:705g 装弾数:25+1発 販売価格:11,850円
東京マルイのグロックシリーズでは最新のモデル。
実銃はG17の使用弾薬を9mm(9X19mm)から40S&W(10X22mm)に変更したモデルで外寸は同じ。スライドの刻印を見ないと判別できないかもしれません。
アウターバレルの厚みはきちんと40S&W仕様になっています。

さすがに並べて見ないと分からないかも。
このモデルの内部は従来のモデルと違っている部分もあります。

トリガーバーが約1.5倍の厚さに!
ゆっくりトリガーを引くと剛性感がアップしているのが分かりますよ。
チャンバー部の刻印もばっちり40S&Wのものに。

アメリカの警察では9mmに代わって40S&Wの採用が増えてきており、LE系装備の面から見るとありがたいモデルでしょう。
さて、各モデルを紹介してきましたが、違いが分かりにくい部分もあるかと思います。
というわけで、差のある部分を並べてみましょう。

上面の切り欠きやF/Rサイトの違いはこんな感じですが、長いと思っていたG34のスライドがそれほどじゃなかったのが意外です。
下面(フレーム側)から見るとこう。

そして気になる(かもしれない)シリアルプレートの表記は全モデル違いました。

ちなみにこの部分はマニュアルセフティのスイッチになっています。
続いてマガジンの比較を。
特別にG17カスタムやオプションのロングマガジンも並べてみました。

中央の3つのマガジンは基本的にボトムの違いのみですが、G22のマガジンは残弾確認孔などの刻印が違います。

左が40S&W仕様のG22、右がG17やG18C、G34用の9mmマガジンです。
もちろん各モデルとも互換性がありグロックシリーズであれば共用が可能。

このように最も小さいG26に一番長いロングマガジンを装着することもできます。
あとは細かいポイントですが、最近のモデルはスライド部の仕上げが変わっていました。

G34とG22はフラットではなく梨地の仕上げです。
次にサバゲでも人気のホルスター、BLACKHAWK!のCQCに合わせてみました。
まずはG22をイン。

問題なく収まり、ガタツキなくロックもばっちり掛かります。
G17もG18Cもほぼ同様と思って下さい。
東京マルイのグロックシリーズはスライドがやや太いらしく、写真のホルスターは実銃でいうグロック20/21用。これがピッタリなのです。
ただ、先端部はやや長め。ほんのちょっとスペースが余っています。

ということは、G17よりちょっとだけ長いG34を入れてみると・・・

ハミ出るのは1cm弱なので意外としっくり収まりますね。
逆にコンパクトなG26を入れてみると・・・

先端部は余り、また上下にガタガタするのでイマイチ。本当に「入るだけ」です。
ちなみに「スライドが太い」という件についてですが、気になったので各モデルのスライド幅を計測してみたところ・・・

最初に発売されたG26が細く、次のG17から0.2mm太くなり、最新のG22でまた0.2mm細くなっています。
この0.2mmの差がG17用ホルスターに入らない(入りにくい)原因なのかも?
最後に各モデルの初速を計測してみました。

計測は屋内にて気温は25℃、東京マルイの0.2gのプラ弾を使用。それぞれ新品の箱出しでHOPはデフォルトの状態(未調整)です。

バレルが長いG34の初速が高いのは分かりますが、逆に短いG26でもそこまで低くありませんでした。G18CとG22に比べてG17の初速がちょっとだけ高いのも意外なところでしょうか。
個体差もあるかもしれませんが、命中精度に関しては東京マルイの製品なので何の問題もありません。ガスガンなので初速のわりに飛距離があるのもご存じの通りです。
こんな感じで各モデルの特徴と違いをまとめてみました。
実射性能に関してはどれも大差ないので「どれがいいか」と聞かれたら、特にコダワリがない限り好みで選んでもいいと思います。

筆者はサバゲでG17をよく使っていますが、気温は20℃あれば問題なくバシバシ使えます。そしてG26以外はどれも同じGen.3フレームなので、同じ感覚で扱えるのは大きな利点といえるでしょう。個人的には「そろそろGen.4フレームを」と思ってしまいますが・・・。
とにかく、現代オートの基本となるモデルを忠実にモデルアップしており、すでに持っている人も「もう1丁」と欲しくなってしまう不思議な魅力のあるガスガン、それが東京マルイのグロックシリーズなのです。
取材協力:エアボーン
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-23-6
グローイン新宿御苑1階
TEL:03-5363-2354
営業時間:13:00~22:00
定休日:毎週火曜日、第三木曜日
Photo & Text: 乾宗一郎
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