【エアガンレビュー】東京マルイのGBBハイキャパシリーズの主要モデルを比較!
皆さまこんにちは。ライターのイヌイでございます。
以前アップした「東京マルイのグロック全モデル比較」が好評だったため、その第2弾として今回は東京マルイのハイキャパ(Hi-CAPA)シリーズを比較してみました。
ご存じのようにハイキャパシリーズは東京マルイのガスブロハンドガンでは古い製品ですが、その実射性能は今だにピカイチ。鋭くスピーディーなブローバックとスーッとまっすぐ伸びる弾道には毎回驚かされます。
ただ、デザインは東京マルイのオリジナルでベースとなるモデルはありません。「架空銃」と敬遠する向きもあるかもしれませんが、実は極めてよく似たハンドガンがあります。
ダブルカラム、シャシーとポリマーグリップの組み合わせなど、STIの2011シリーズがモチーフだと思われます。同シリーズはタクティカルモデルからレースガンまでバリエーションが多く、標準モデルで2000〜2500USドルという高級品。プレミア的な価値もあり非常に人気が高いそうです。
そんな2011シリーズの雰囲気を色濃く漂わせるハイキャパシリーズですが、今回紹介するのはこちらの4機種。
右から「ハイキャパ4.3タクティカルモデル」(以下4.3)
「ハイキャパ5.1ガバメントモデル」(以下5.1)
「ハイキャパ5.1ゴールドマッチ」(以下GM)
「ハイキャパエクストリーム」(以下Ex)
それぞれ方向性の異なる個性的なモデルですが、果たしてどこがどう違うのか、あるいはほとんど変わらないのか気になりませんか?
なお、カラーバリエーションであるステンレスモデルやデュアルステンレス、14才以上向けのRシリーズなどは除いてあります。
今回の取材協力は東京・新宿のエアボーンさん。
以下の販売価格(税別)はエアボーンさんのものです。
以前アップした「東京マルイのグロック全モデル比較」が好評だったため、その第2弾として今回は東京マルイのハイキャパ(Hi-CAPA)シリーズを比較してみました。
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ただ、デザインは東京マルイのオリジナルでベースとなるモデルはありません。「架空銃」と敬遠する向きもあるかもしれませんが、実は極めてよく似たハンドガンがあります。
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そんな2011シリーズの雰囲気を色濃く漂わせるハイキャパシリーズですが、今回紹介するのはこちらの4機種。
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「ハイキャパ5.1ガバメントモデル」(以下5.1)
「ハイキャパ5.1ゴールドマッチ」(以下GM)
「ハイキャパエクストリーム」(以下Ex)
それぞれ方向性の異なる個性的なモデルですが、果たしてどこがどう違うのか、あるいはほとんど変わらないのか気になりませんか?
なお、カラーバリエーションであるステンレスモデルやデュアルステンレス、14才以上向けのRシリーズなどは除いてあります。
今回の取材協力は東京・新宿のエアボーンさん。
以下の販売価格(税別)はエアボーンさんのものです。
エアソフトガンショップ エアボーン
http://www.airborne-shop.com/
ハイキャパ5.1 ガバメントモデル
全長:222mm 銃身長:112mm 重さ:894g 装弾数:31+1発 販売価格:11,543円
2004年に発売されハイキャパシリーズの始祖となった歴史的なハンドガン。俗にいう「ガバメントサイズ」の5インチスライドは角型の強化タイプになっています。
金属製のシャシーとポリマー製のグリップという2ピース構造のフレームには、31発もの装弾数を誇る大容量マガジンが収まります。
スライドストップは標準タイプ、リアサイトはボーマー風のフルアジャスタブル、ワイドタイプのアンビセフティレバーを搭載。グリップスクリュー(ダミー)はシルバー。
動作や撃ち味は非常にgood!
とても販売から10年以上経つモデルとは思えません。
軽いスライドによる高速で迫力のあるブローバックはもちろん、大容量ガスタンクによる安定した動作や低進弾道による遠射性能、そして高い命中精度など、ガスハンドガンとして文句のない性能を叩き出します。
ハイキャパ4.3 タクティカルモデル
全長:199mm 銃身長:95mm 重さ:850g 装弾数:28+1発 販売価格:11,543円
文字通り4.3インチの「コマンダーサイズ」のスライドで若干短くなったセミコンパクトモデル。マズル部分まで伸びたアンダーレイルも大きな特徴ですね。
グリップの長さは5.1と変わりませんが、バンパーの小さいショートマガジンがセット。
細部はかなり異なります。
操作部で5.1と大きく異なるのがトリガーのデザインとノバック風のリアサイトですね。グリップスクリューはクローム(ブラックメッキ)で、セフティレバーはやや小型で片側のみのシングルタイプ。マガジンキャッチも少し低くなっています。
撃ち味や命中精度は5.1とほぼ同じで個体差レベルの差でしかありません・・・となると、サバゲでサイドアームとして使うにはこの4.3がオススメです。
ハイキャパ5.1 ゴールドマッチ
全長:222mm 銃身長:112mm 重さ:850g 装弾数:31+1発 販売価格:15,048円
5.1ベースのレースカスタムともいえるハイキャパ。各部のゴールドパーツが目を引きますが、実物を見るとギラギラしたメッキではなく意外と落ち着いた金色で一安心(?)。
外観上の特徴である軽量化のために肉抜きされたスライドはこのモデルならではのもの。ナナメに切り込まれたアンダーレイル付きシャシーも独自の装備になります。
最近では見なくなったロングタイプのスライドストップレバーが懐かしいですね。各パーツの基本的な仕様は5.1に準じています。
そしてこのモデルの大きな利点は底上げされた実射性能。
軽量スライドによるブローバックスピードはより速くパワフルに。内部もリファインされた新規パーツがあり、総合的な性能と扱いやすさは5.1を上回ります。
他にもオプションとしてグリップテープが付属するのでレースガンとしてはいうことなし。
ルックスや色合いで好みが分かれるのが、唯一にして最大の欠点かもしれません。
ハイキャパ エクストリーム
全長:200mm 銃身長:95mm 重さ:862g 装弾数:31+1発 販売価格:13,105円
見た目はハーフシルバーの4.3で単なるカラバリかと思ってしまいますが、その中身はかなりトンがった独特のもの。そう、フルオートオンリーでセミオートでは撃てないのです。
スライドのセレーションはカスタム感の高い仕上がりで、S&WパフォーマンスセンターやSTI・Apeiroなど高級カスタムで見られるスケイルパターン。セフティやリアサイト、スライドストップレバーは4.3と同じものが装着されています。
肝心の実射性能は・・・
メーカー公称25発/秒というものすごい回転速度でブワーッ!と一気にBB弾をばら撒きます。
リコイルもかなりあり、特に夏場の撃ち味は爽快のひとこと。
ただし、このモデルはスライドがショートストローク。
スライドの後退量は4.3と比べると動作の安定化のためか約1cmほど短く設定されています。また、マガジンのBB弾を撃ち尽くしてもホールドオープンしません。
これはリコイルスプリングガイドにストッパー(バッファー)があるため。
気になる人もいるかもしれませんが、どうせフルオートオンリーですぐマガジンを撃ち切っちゃうので大した問題ではないかも。マガジンは5.1と同じロングの31連になります。
ここからは各モデルの比較画像を並べて見ていきましょう。
まずはマズル回りから。
ハイキャパはバレルブッシングのないコーンドバレルが基本。やはり45口径のバレルは太いですね。アウターバレルやリコイルスプリングガイドの色は各モデルそれぞれ特徴があります。
後方からの眺めはこうなっています。
リアサイトの形状やビーバーテイルの具合などが分かりますか? けっこう違いますね。
ファイアリングピンの位置にあるヘックスボルトはハイキャパシリーズの仕様なので気になる人はカスタムパーツで対策しましょう。
このまま上から見下ろすとこう見えます。
やはりGM(ゴールドマッチ)のハデさが目を引きます。特に集光式フロントサイトは状況を選ばず見やすくて◎。セフティレバーの違いもよく分かると思います。
反対に真下から見てみると・・・
グリップ部は基本的に共通ですが、4.3とEx(エクストリーム)にはランヤードリンクがあります。他に細かい点ですがGM(ゴールドマッチ)はパーティングラインやヒケなどが全然なく、各部の仕上げが非常にキレイでした。
スライド後端部を集めてみました。
ハンマーの形状やビーバーテイルの具合、リアサイトやセフティレバーなどが相違点。
こうしてみると各モデルで微妙に違うのが面白いですね。純正パーツの組み換えもできそうです。
マガジンは基本的に2種類。
ダイキャスト製で31連のロングと28連のショート。それぞれブラックとメッキがあり、長さの違いはバンパー部だけなので5.1にショートマガジンを装着することも可能。
45口径のダブルカラムなので非常に太く、その分ガスタンクも大きめ。パワフルで安定した動作はこの大容量マガジンによるところも大きいと思います。ダイキャスト製なので重いのは仕方ないところですが・・・。
他にロングマガジンもラインナップされています。
ブラックのみで装弾数は50連。かなり重さはありますがハンドガン戦では非常に頼りになるでしょう。もちろん全モデルで使用できますが、実用性からいえば写真のようにEx(エクストリーム)に合わせるのが正しいのでしょうか。
さて、気になる人も多いであろう初速を測ってみました。
屋内にて気温は約25℃。S2Sの0.2gバイオ弾を使い、各5〜6発の平均値を出しました。HOPダイヤルは箱出しのデフォルト状態です。
5.1とGM(ゴールドマッチ)はほぼ同じ、バレルの短い4.3の数値はほんのちょっと低めですが、体感ではほとんど差はありませんでした。
一方、Ex(エクストリーム)は計測値が68.9m/sと出ましたが、フルオートオンリーなのでみるみるマガジンが冷えて初速が低下するのが注意点。実際は60m/s弱といったところでしょうか。逆に一定距離以上では上下左右+前後に程よく散るため、ショットガンのような使い方ができそうです。
なお、今回はグルーピングはとっていませんが、各モデルとも約10m先にある手のひらサイズのターゲットにガンガン当てられました。信頼のマルイクオリティです。
以上、東京マルイのハイキャパシリーズの比較でした。
何度もいいますが、実射性能に関しては今でもトップクラスで、ガスブローバックハンドガンとしては非常によくできています。実際、シューティングマッチでの使用はとても多いようですね。
一方、サバゲではピッタリ収まる樹脂製ホルスターが少なかったり、オリジナルデザインであることなどから人気はイマイチかもしれません。もったいない・・・。
好みはありますがスペックや性能はバッチリのハイキャパシリーズ。そしてもしまだ未経験という人はぜひ試してみて下さい。
筆者も今回久しぶりに各モデルを触ってみて「やっぱりハイキャパは安定感があっていいな」と改めて思いました。
Photo & Text: 乾宗一郎
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2004年に発売されハイキャパシリーズの始祖となった歴史的なハンドガン。俗にいう「ガバメントサイズ」の5インチスライドは角型の強化タイプになっています。
金属製のシャシーとポリマー製のグリップという2ピース構造のフレームには、31発もの装弾数を誇る大容量マガジンが収まります。
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動作や撃ち味は非常にgood!
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軽いスライドによる高速で迫力のあるブローバックはもちろん、大容量ガスタンクによる安定した動作や低進弾道による遠射性能、そして高い命中精度など、ガスハンドガンとして文句のない性能を叩き出します。
ハイキャパ4.3 タクティカルモデル
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文字通り4.3インチの「コマンダーサイズ」のスライドで若干短くなったセミコンパクトモデル。マズル部分まで伸びたアンダーレイルも大きな特徴ですね。
グリップの長さは5.1と変わりませんが、バンパーの小さいショートマガジンがセット。
細部はかなり異なります。
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ハイキャパ5.1 ゴールドマッチ
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5.1ベースのレースカスタムともいえるハイキャパ。各部のゴールドパーツが目を引きますが、実物を見るとギラギラしたメッキではなく意外と落ち着いた金色で一安心(?)。
外観上の特徴である軽量化のために肉抜きされたスライドはこのモデルならではのもの。ナナメに切り込まれたアンダーレイル付きシャシーも独自の装備になります。
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そしてこのモデルの大きな利点は底上げされた実射性能。
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他にもオプションとしてグリップテープが付属するのでレースガンとしてはいうことなし。
ルックスや色合いで好みが分かれるのが、唯一にして最大の欠点かもしれません。
ハイキャパ エクストリーム
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見た目はハーフシルバーの4.3で単なるカラバリかと思ってしまいますが、その中身はかなりトンがった独特のもの。そう、フルオートオンリーでセミオートでは撃てないのです。
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肝心の実射性能は・・・
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リコイルもかなりあり、特に夏場の撃ち味は爽快のひとこと。
ただし、このモデルはスライドがショートストローク。
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まずはマズル回りから。
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このまま上から見下ろすとこう見えます。
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反対に真下から見てみると・・・
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スライド後端部を集めてみました。
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こうしてみると各モデルで微妙に違うのが面白いですね。純正パーツの組み換えもできそうです。
マガジンは基本的に2種類。
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45口径のダブルカラムなので非常に太く、その分ガスタンクも大きめ。パワフルで安定した動作はこの大容量マガジンによるところも大きいと思います。ダイキャスト製なので重いのは仕方ないところですが・・・。
他にロングマガジンもラインナップされています。
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さて、気になる人も多いであろう初速を測ってみました。
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一方、Ex(エクストリーム)は計測値が68.9m/sと出ましたが、フルオートオンリーなのでみるみるマガジンが冷えて初速が低下するのが注意点。実際は60m/s弱といったところでしょうか。逆に一定距離以上では上下左右+前後に程よく散るため、ショットガンのような使い方ができそうです。
なお、今回はグルーピングはとっていませんが、各モデルとも約10m先にある手のひらサイズのターゲットにガンガン当てられました。信頼のマルイクオリティです。
以上、東京マルイのハイキャパシリーズの比較でした。
何度もいいますが、実射性能に関しては今でもトップクラスで、ガスブローバックハンドガンとしては非常によくできています。実際、シューティングマッチでの使用はとても多いようですね。
一方、サバゲではピッタリ収まる樹脂製ホルスターが少なかったり、オリジナルデザインであることなどから人気はイマイチかもしれません。もったいない・・・。
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筆者も今回久しぶりに各モデルを触ってみて「やっぱりハイキャパは安定感があっていいな」と改めて思いました。
取材協力:エアボーン
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-23-6
グローイン新宿御苑1階
TEL:03-5363-2354
営業時間:13:00~22:00
定休日:毎週火曜日、第三木曜日
Photo & Text: 乾宗一郎
★この記事へのコメント
出来ればでいいんですかハイキャパエクストリーム単体でレビューお願いします!
Posted by
たっくん
|
at 2025年02月20日 16:46
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