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米仏豪が戦術クラウドコンピューティングを実装

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米仏豪が戦術クラウドコンピューティングを実装
The secure mission-ready solution has been developed (For Illustration Purpose Only)

 タレスグループ(仏)が保有するタレス・オーストラリアとマイクロソフト(米)がオーストラリアのSMEs(Small and Medium-sized Enterprises)と提携し、タクティカルクラウドコンピューティングを実装した。

 これはNDC Edge(Nexium Defence Cloud Edge)と呼ばれ、オーストラリア国防軍(ADF: Australian Defence Force)向けに開発された。ADFが重要なデータや基幹となるアプリケーションにタイムリーなアクセスができるように設計されている。

 また、Five Eyes(アメリカ, イギリス, カナダ, オーストラリア, ニュージーランド, その他連携国)、NATO、人道支援団体などのミッションネットワークに対する互換性があり、各組織の迅速な展開や連携に寄与することが期待されている。

 NDC Edgeのような大規模な情報技術は、展開した部隊が多国籍連合や国際機関と重要な情報を安全に共有し、同じ共通状況図を基に作戦を進行させることを可能にする。加えて、SWaP(Size, Weight and Power)のパフォーマンス向上にも寄与し、兵站の後を辿られにくくすることも可能である。

 オーストラリアのSMEsは世界規模の新しいC4ISR(指揮"Command", 統率"Control", 通信"Communication", コンピュータ"Computer", 情報"Intelligence", 監視"Surveillance", 偵察"Reconnaissance")を提供し、国際的なオペレーションに革新をもたらしていくと発言している。
 
 情報化社会がより一層進む中で、防衛産業もまた、世界規模の革新が起こる可能性が大いにある。国家間協力が不可欠とされている現代において、このような技術は情報分野で国際社会に変革をもたらす起点となるだろう。


Source: Thales, Microsoft and Australian SMEs launch Cloud computing capability - Army Technology

Matsu (@mattsannENG) 田村装備開発のミリブロ担当。
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