SUDA 51'S SDATCHER、12月14日発売

スナッチャーは88年に発売されたアドベンチャーゲームで、PCやコンシューマ機用としてリリース。
ハリソンフォード主演のSF映画「ブレードランナー」の影響が濃い2042年の神戸、ネオ・コウベ・シティを舞台に、正体不明の成り済ましアンドロイドに関する事件を追うジャンカーと呼ばれる捜査官の戦いを描いており、サイバーパンクアドベンチャーという新しい分野を獲得して人気を博した。
実際に存在する。又は、ありえそうな科学技術などの薀蓄を取り入れ、銃撃戦ではちょっとしたシューティングなどの要素が含まれ、他のソフトとは違うユーザーを驚かせようとした作りこみが受け今でもファンが多い。
現在、スナッチャーのインスパイア作品として、ゲームデザイナー須田剛一氏の脚本により "SUDA 51'S SDATCHER" が音源ドラマとしてWEB上で配信されている。
WEBRADIO DRAMA - SUDA 51'S SDATCHER
http://www.konami.jp/project_s/
「SUDA 51'S SDATCHER」(スダッチャー)はゲームソフト「スナッチャー」で殺害されたキャラクター「ジャン・ジャック・ギブスン」が主人公のスピン・オフドラマ。
同作品は小島秀夫監督のネットラジオ「ヒデラジ」でゲーム作品への展開も期待されており、小島監督が注目しているタイトル「LAノワール」のテイストを入れたアドベンチャーゲームタイトルとして企画されるかもしれない事が ヒデラジ では話題になっている様だ。
ゲームマーケットでは PS3 や XBOX360 などで 3D やハイクオリティテクスチャのポリゴンゲームが主流の中、学生時代をファミコンで遊んだ「ファミコン世代」を対象にしたリメイク商品が流行している。
マリオやドラクエなど、現在の次世代機で昔遊んだゲームを再び懐かしむ世代を対象にしており、HDリメイク作品がダウンロードや限定版で簡単に購入できて遊べるのが好評の様だ。
中にはポリゴンで再構築したソフトなどもあり、世代を超えた名作を親子で楽しむ手法はゲームだけでなく映像メディアソフトなどでも流行していて面白い。
美少女ゲームの媒体となってしまったアドベンチャーゲームもコンシューマ機での復活の兆しがあり、ティーンプレイヤーを対象にした "CHAOS: HEAD" や "Steins: Gate" などアニメ作品と同時展開をしているアドベンチャーゲームも存在する。
小島監督は当時、スナッチャーの続編も製作する予定もあったそうだが、ヒデラジによると企画は通らなかった様で、その欲求をぶつけた小島監督のSFアドベンチャー 「ポリスノーツ」 はプレイステーションストアなどでダウンロード販売されている。
今の世代で、そうした80年代、90年代の名作に未だ触れていない人は、ぜひダウンロード購入して今とは違うゲームスタイルを体験して欲しい。
「SUDA 51'S SDATCHER」は現在 ACT 4 まで配信されており、12月14日にはドラマとサントラCDのコンプリートセットが販売予定となっている。
コンプリートセットは上記メディアソフトの他に、オリジナルのクリアファイルとキャラクターのポストカードも同梱、コナミの通販サイト「コナミスタイル」で 4,200円 (税込) で予約を開始している。
©2011 Konami Digital Entertainment
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